「BAR KRYPTO」京都で話題のNFT会員証&DAO概念を取り入れたクリプトバー

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BAR KRYPTOプロジェクトを運営する株式会社ONDは、2023年4月に「関西と京都からWeb3を盛り上げる」を目的とした、NFTホルダー限定の隠れ家バーをオープンします。昨今注目されるNFTは投資や投機対象としてだけでなく、コミュニティを形成する目的でも利用されています。このようなコミュニティは「DAO」として構成されることも多く、BAR KRYPTOもその特徴を持ちます。

ここで、BAR KRYPTOプロジェクトのクリプトバーの特徴や、NFTとDAOの関係性について解説していきます。

目次

  1. BAR KRYPTOプロジェクトとは?
  2. DAO的なBarとは?
  3. BAR KRYPTOのクリエイター
  4. DAO(分散型自律組織)とは
    4-1. DAOの機能と仕組み
    4-2. 国内最大の Ninja DAO
    4-3. コミュニティが盛り上がることでNFTの価格にも反映
  5. まとめ

①BAR KRYPTOプロジェクトとは?

BAR KRYPTO
BAR KRYPTOプロジェクトはWeb3に対する情熱と遊び心を持ったメンバーが集まり、「面白そうだね」という発想から立ち上げられたプロジェクトです。企画から建築、Web3の専門家まで、さまざまな分野のスペシャリストが協力しています。運営代表の桑原氏は株式会社ONDの代表取締役社長であり、他の運営メンバーもそれぞれ所属企業があるため、最初からDAO(分散型自律組織)を意識して構築されています。

BAR KRYPTOプロジェクトが生み出したBAR KRYPTOは、NFT会員権を持つ人(NFTホルダー)だけが利用できる会員制のBarです。OpenSeaでNFTを購入した方、二次流通で取得したNFTを所有している方の両者とも入店できます。Barの場所はNFTホルダーだけに公開され、京都の地下室でこっそりと営業される予定です。このような設計により、「Web3に興味を持つ人同士が熱く語り合える場」が実現されると期待されています。

Bar運営に関して

入店条件 BAR KRYPTO発行のNFTを所有
※同伴1名可、ドリンク代は別途支払い
決済方法 暗号資産(BTC、ETH、Polygon(MATIC)、SOLなど)
所在地 京都市内
営業日 毎週金曜日
営業時間 19時~23時(予定)

NFT販売に関して

販売場所 OpenSea
価格 0.2ETH
販売数 50個
販売開始日 2023年1月12日(木)
BAR入店有効期間 2023年3月〜2024年7月末(予定)

一見、閉ざされたBarのようにも見えますが、BAR KRYPTOプロジェクトのNFTホルダーという共通点があるため、初対面でもすぐに打ち解け、WEB3についても遠慮なく話し合える場になるでしょう。

②DAO的なBarとは?

BAR KRYPTOは、NFTホルダーと共に作り上げていくお店を目指しています。つまり、DAO(分散型自律組織)的な運営を行う「誰もがオーナーになれるBar」です。BAR KRYPTOは、最初に用意されるのはNFTと地下室だけで、関西のWeb3交流拠点としてホルダーが理想とするBarを共同で創造する場所とされています。

Discordでホルダーが招待されると、自由に提案やDIY改修、イベント企画、オリジナルカクテルのアイデアなどを持ち寄り、自主的に活動することができます。Discordは、アメリカ発のボイス・ビデオ・テキストコミュニケーションサービスで、オンラインコミュニティの形成に役立っています。

NFTのコミュニティでは、Discordを通じて運営からのお知らせやコミュニティメンバー同士の会話、意見交換が行われています。

③BAR KRYPTOのクリエイター

BAR KRYPTOはクリエイターと共に成長することを目指しています。会員証となるNFTは「京都らしいデザイン」にこだわりが見られます。今回のクリエイター募集は、NFT COLORの協力を得て、フィジカルの展示会やTwitterで行われました。NFT COLORは、NFT事業を専門に行う企業で、フィジカルイベント開催やNFTクリエイター、企業のサポートを行っています。

第1期の会員証イラストのクリエイターは以下の方々です。

mozzu、食器棚、Futureman3.0、あとら、yuki-yuki

NFT COLOR

④DAO(分散型自律組織)とは

DAO(Decentralized Autonomous Organzation)は、日本語では「自律分散型組織」と訳されます。DAOとは、ブロックチェーンに基づく組織や企業の形態の一つで、特定の中央管理者を持たず、組織内の構成員一人一人によって自律的に運営されているインターネットネイティブな組織のことを表します。

4-1.DAOの機能と仕組み

DAOはボトムアップで意思決定が行われる組織であり、構成員が運営をする仕組みとなっています。DAOに参加するには様々な方法がありますが、通常は組織内で使用されているネイティブトークンを購入・保有することで、運営に関連する重要な議題の投票権を得ることができます。

DAOでは基本的に、スマートコントラクトを使用しています。スマートコントラクトは、特定の条件が満たされたときに特定の機能を実行する、自己完結型のコンピュータプログラムです。現在、スマートコントラクトは数多くのブロックチェーンに展開されていますが、一番最初に使用されたのはイーサリアム上でした。

これらのスマートコントラクトが機能することで、DAO内のルールが確立されます。前述の通り、DAOに出資している人やトークンを保有している人が投票権を得ることができ、ガバナンスの提案など組織の運営に関わることが可能となります。提案の承認については、ステークホルダーの大多数が承認した場合にのみ可決される仕組みとなっています。可決に必要な投票数の割合はDAOによって異なりますが、基本的にはスマートコントラクト上に明記されています。

4-2.国内最大のNinja DAO

NNinja DAOをはじめとした様々なDAOでは、それぞれのDAOのNFTを保有することで、コミュニティのステークホルダーとして参加できます。その立場から意見を提案したり、イベントに参加したり、ホルダー限定のNFTのミント権利が与えられることもあります(抽選の場合もあります)。これにより、多様なユーティリティが利用可能となっています。

基本的に、DAOにはファウンダー(創業者)とネイティブトークンを保有する運営メンバーが存在します。その後、ジェネラティブNFTを購入したステークホルダーたちが互いに意見を交換しながら、タスクを達成し、コミュニティを発展させることができます。コミュニティ内に立場の上下は存在しないため、どのステークホルダーも新しいアイデアを提案でき、それらをグループ全体で検討し、改善していくことができます。これがDAOの特徴です。

4-3.コミュニティが盛り上がることでNFTの価格にも反映

すべてのNFTがDAOコミュニティを持っているわけではありませんが、プロジェクトとして進行しているNFTでは、Discordが用意されていることもあります。

このDiscordにはNFTを購入した人だけが参加できるわけではなく、誰でも加わることができます。つまり、購入前にDiscordに参加し、そのNFTのコミュニティの雰囲気を確かめることで、活動が活発かどうかを判断することができるということになります。もしくは、NFT購入後に他のメンバーと協力してプロジェクトを盛り上げることで、価値あるNFTに成長させ、その価格にも反映される可能性もあります。

ステークホルダーにとってNFTの価格上昇は望ましいことですから、プロジェクトの活動が活発になることが期待されます。DAOへの参加は自主的なものであり、参加を希望する人だけが参加すれば良いとされています。

⑤まとめ

京都で初めての試みとして、クリプトバーがオープンしました。関西や京都からWeb3を盛り上げることを目指したNFTホルダー限定の隠れ家バーは、これからNFTを学びたい、始めてみたいという方にも最適な選択肢となるでしょう。さらに、限定的な場所だからこその特別なコミュニティや体験を楽しむことができます。クリプトバーのNFT販売は終了していますが、興味がある方は今後の動向に注目してみてください。

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立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。