ブロックチェーンテクノロジーを基盤とした分散型アプリケーションプラットフォーム「イーサリアム」の生みの親であるヴィタリック・ブテリン氏がイーサリアムの将来について見解を述べた。カナダのデイリーニュースペーパー「トロントスター」のインタビュー内容で明らかになった。
インタビューの中で同氏は、イーサリアム発展の障害になっている要因がスケーラビリティにあると述べている。イーサリアムは大量取引におけるスケーラビリティが十分でないため、キャパシティを超えているだけでなく、手数料が5倍にまで跳ね上がっているという。すべてのトランザクションをすべてのノードに検証させるのではなく、検証項目を分割して検証工程を効率化する「シャーディング」などの技術を導入することでスケーラビリティ問題は解決可能だと言及した。こうした技術が実装されれば、コスト面では現在の100倍以上の削減を見込むことができるとされている。
同氏はスケーラビリティ問題以外にも、セキュリティ向上やプライバシー保護の問題にも言及し、ブロックチェーン技術を一般ユースケースとして安全に実装するためにまだ多くの課題を抱えていると締めくくった。
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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
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