介護現場のバイタル管理業務を改革。ヘルステックベンチャーがFUNDINNOで株主募集

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介護現場のバイタル管理「月約100時間」を限りなくゼロに。業務改革と医療・製薬向けビッグデータを収集する『VDXヘルスケア』

株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で公開された「介護現場のバイタル管理『月約100時間』を限りなくゼロに。業務改革と医療・製薬向けビッグデータを収集する『VDXヘルスケア』」(申込期間5月29日~6月2日)は、ヘルステック企業の株式会社バイタルDXによる新株予約権型のプロジェクト。血圧や脈拍、体温、体調などをチェックするバイタル管理業務の人的コストと時間を軽減する技術で、介護をはじめ様々な業種に拡大を目指す。目標募集額1251万円、上限応募額5004万円で投資金額は1口9万円、1人上限5口。成約すると新株予約権者優待がある。

同社が開発したVDXヘルスケアは、バイタルチェックを自動化することによって、リストバンドでバイタルサインを自動で取得するバイタル管理システム。リストバンドを装着するだけで、10分おきに体温、SpO2(血中酸素飽和度)、血圧、脈拍、呼吸数などを測定する。測定値に異常を検知するとパソコン画面上の赤文字でハイライト表示され、担当スタッフのスマホにも通知される。急な体調不良などで医師の診断が必要な場合は、リストバンドのメモリー機能で過去のバイタルサインも提供できるため、迅速な診断・治療が可能になると同社は説明する。

複数の医療機器を使い、バイタルチェック表に記入し、申し送りがあれば後任へ連絡する必要があるなどの、毎日の業務であるバイタルチェックにおける介護スタッフの業務負担を大幅に軽減できるとしている。

ウェアラブルデバイスはさまざまな製品が販売されているが、VDXヘルスケアは安価で調達したリストバンドと自社開発のゲートウェイを使用することで初期費用を抑えられるのも特徴。20人規模の施設であれば初期費用約60万円(最初の1年のシステム利用料含む)という試算だ。

将来は、バイタルデータとAIによるデータマイニングを組み合わせ、製薬会社と提携することで、新薬開発などの新たなソリューションの創出、医療機関や公的機関と連携し、電子カルテやマイナンバーカードから病歴や薬の履歴などとバイタルサインをあわせた活用も構想する。また、技術を応用し、医療・介護施設だけでなく建設現場、食品工場や自治体サービスでの導入も見込んでいる。

マイルストーンでは2028年のIPOを予定、売上高約12億円を想定。同年の期末時点での介護事業所関連の契約件数約3700件を計画する。

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