昨日のマーケットは米国株は反発する動き。
ECBラガルド総裁が「ECBは3Q末までにマイナス金利脱却の公算大」と言及したことにより、7月から9月の利上げを織り込むような動きとなる中、ユーロが買われる展開となった。またイギリスでもベイリー総裁が利上げの用意はあるとのコメントを出しており、イギリスポンドにも買い圧力が強まる動きとなり欧州通貨が強まる中、米ドルは弱含みの流れが継続した。ドル円は一時127円前半まで下落する場面も見られたが、押し目買いが入りやすい水準でもあり、再度127円台後半まで持ち直す動きに。
しかしドル円はドル売りが継続する中では上方向に短期的には攻めきれないと考えているため、短期的にはショート目線を維持。
125円台くらいまで下落する局面があれば買って行きたいと考えている。
米国株は上昇する動きを見せているものの、引き続き上値が重いというシナリオは変わっていないため、S&Pはショートエントリーをしている。S&Pをセクター別でここ数日の動きを見ると、株式市場が反発する中でも選好されているのは公益関連やエネルギー、ヘルスケアとエネルギー関連とディフェンシブ銘柄が選好されているのはまだ弱気な証拠かもしれない。
ビットコインは珍しくNY時間株式市場が上昇する中、下落する展開。株式市場との相関が高い展開が続いていたが、ここで少し変化が見られているか。
ビットコインはドミナンスを見ると割合が上昇してきており、アルトコインではなくビットコインが選好される地合いは変わっておらず。ビットコインのプットコールレシオをみても12ヶ月で一番の高水準となっており、投資家は下落に備える動きはある程度完了しているとも捉えることができる。
Bitfinexのロングポジションの積み上がりも高水準を維持しており、とりあえずここがある程度清算されて欲しいという希望はある。
シナリオとしてはここからもう一段下げる可能性があると見ているが、そこは買っていくチャンスと考えているため、26,000ドル付近から下は、指値をある程度は入れておきたい。ポジションはEURUSD、AUDUSD、GBPUSDもロングでエントリーしており、日経とS&Pのショートを維持している。
足元まずやってはいけないと考えているのは株式市場の反発に短期で乗っかろうとすることだろう。これだけは焦っても行わないと考えつつトレードを行いたい。
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中島 翔
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