サッカー元日本代表・北澤豪氏が国連UNHCR協会の難民サポーターに就任

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国連の難民支援機関UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の日本における公式支援窓口である特定非営利活動法人国連UNHCR協会は、国連難民サポーターにサッカー元日本代表・北澤豪氏が就任したと発表した。

国連UNHCR協会では、寄付を通じて難民支援に参加する支援者とともに、UNHCRの日本国内での広報・募金活動拡大のために協力する著名人を「国連難民サポーター」に指名。北澤氏を含め現在、8人のサポーターが活動中だ。北澤氏は現在、サッカー解説者や日本サッカー協会参与など様々な場面で活躍。昨今のウクライナ情勢などで故郷を追われている人々の状況が注目を集める中、万国共通のスポーツ、特にサッカーを通じて、世界で避難を強いられている人々に寄り添い、日本社会に彼らの生きる力を伝えるために活動していく。

国連難民サポーターの就任にあたり、北澤豪氏はコメントを寄せた。

「難民問題への理解、まずは一歩踏み出すことから。誰も難民になりたくて、なっている人は一人もいません。また教育やスポーツは生まれながら人間に与えられた平等の権利です。2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック大会では、難民選手団が来日しました。どんな逆境にも立ち向かう彼・彼女たちの姿は、教育やスポーツは平等の権利だということを世界に示し、希望を与えてくれたのを覚えています。

世界の大きな問題になっている難民問題を理解する上でも、まず大切なことは、一人ひとりの心と心のつながりだと思っています。そしてサッカーをはじめスポーツは国境も民族の違いも関係なく、心がひとつになれる最高の手段です。スポーツを通じて、世界で今も過酷な状況にある人々と触れあい、日本に住む私たち一人ひとりができることを、皆さんと一緒に取り組んでいければ幸いです」

北澤氏は幅広い活動を通じてサッカー界の発展に貢献する傍ら、次世代の選手の育成や社会貢献活動にも積極的に従事し、スポーツだけでなく環境問題や教育支援、女性自立支援などの大切さを発信している。サッカー界を牽引する北澤氏は、難民の苦境だけではなく、彼らの持つ力強さ、困難に立ち向かう創造力、そして希望を、スポーツを通じて伝えていく。

【参照リリース】国連UNHCR協会「国連難民サポーターに就任 サッカー元日本代表 北澤 豪さん 「難民問題への理解 まずは一歩踏み出すことから」

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岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
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