「ブロックチェーンの学習環境が整っている大学ランキング2021」が公開

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米暗号資産メディアCoinDeskが、ブロックチェーンの学習環境が整っている大学ランキング2021を公開した。対象となったのは世界230校であり、アジアが上位を占める結果となっている。

CoinDeskは、2020年に初めて同様の調査を行いランキングを作成していた。その際は、米国の大学46校のみが対象となっていたが、今回は対象が全世界に拡大された形だ。ランキングでは、コース、研究実績、キャンパスでの活動(学生クラブや研究センターなど)、就職実績、学術的な評判、費用などが評価要素となっている。

特に、大学によって費用が大きく異なっていることを考慮し、補助金制度や地域の生活費などを指標として重視しているという。ランキングの上位10校は次の通りだ。

1位:シンガポール国立大学
2位:ロイヤルメルボルン工科大学
3位:カリフォルニア大学バークレー校
4位:チューリッヒ大学
5位:マサチューセッツ工科大学
6位:香港理工大学
7位:ロンドン大学
8位:清華大学
9位:香港中文大学
10位:スイス連邦工科大学チューリッヒ校

1位となったシンガポール国立大学では、複数のブロックチェーン研究センター、カンファレンス、学生クラブ、企業とのパートナーシップ、デジタル金融技術の修士プログラムなどが評価された。

上位10校の顔ぶれを見ると、アジアの大学が多くランクインしていることがわかる。近年、シンガポールをはじめとするアジア諸国にブロックチェーン企業が次々と集まっていることの影響も受けているのではないだろうか。

2020年の米国ランキングで2位だったコーネル大学は17位、4位だったスタンフォード大学は12位、5位だったハーバード大学は49位という結果となっている。日本からは、東京工業大学が42位にランクインしたものの、50位までにその他の大学はランクインしなかった。

暗号資産やブロックチェーンは、世界的に若年層に受け入れられている傾向が強い。少額投資が可能なことや、テクノロジーに明るい世代の割合が大きくなってきたことが要因としてあげられるだろう。

【参照記事】The Top Universities for Blockchain by CoinDesk 2021 — CoinDesk

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec