techtec、日本初となる「イーサリアム2.0」グラント獲得。「Eth2 Staking Community Grants」を通してイーサリアム財団より資金調達

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教育・金融分野でのブロックチェーン活用およびオンライン学習サービス「PoL(ポル)」を運営する株式会社techtecは2月10日、Web3.0を実現するパブリックブロックチェーン「Ethereum(イーサリアム)」の開発を主導するEthereum Foundation(イーサリアム財団)より、「Eth2 Staking Community Grants」を通したグラントを獲得した。

グラントは、海外では一般的な資金調達手法であり、主にテクノロジー系の研究開発の文脈で利用される手法だ。株式に影響を与えずに資金を調達できるため、各国の規制に左右されず、海外からの調達といった重要な局面の中でも意思決定をスムーズに行うことができる点が特徴となっている。

日本における「イーサリアム2.0」グラントの獲得はtechtecが初で、Eth2 Staking Community Grantsへの選出企業としても国内唯一となっている。techtecは今後、Eth2のStakingプログラム開発やエンタープライズブロックチェーン領域におけるEth2への対応を進めていくという。

イーサリアムは、Web3.0を実現するパブリックブロックチェーン最有力のオープンソースプロジェクト。世界中に活発なコミュニティが存在しており、2019年には世界最大規模の開発者カンファレンス「Devcon」が大阪で開催された。昨今注目のDeFiプロトコルの多くがイーサリアム上に構築されており、多くのトークンが発行されている。エンタープライズブロックチェーンの領域でも最大のシェアを誇り、あらゆるブロックチェーン産業をリードしている。

このイーサリアムで2020年11月にスタートした「イーサリアム 2.0」と呼ばれる大型アップデートの促進させるために、イーサリアム財団が主導している取り組みがEth2 Staking Community Grantsだ。Eth2 Staking Community Grantsでが、主に「Community and Education」「Staking and Validator tools」「Data analysis and visualisation」の3つに分類される企業やプロジェクトを対象に、活動のための資金が提供される。

PoL(ポル)は、”学習するほどトークンがもらえる”暗号資産・ブロックチェーンのオンライン学習サービス。学習することで獲得できる「PoLトークン」は、ライターコースや英語コースの受講、学習証明書の発行などで使用することができる。学習するほどさらなる学習機会にアクセスできる、そんな学習歴社会の実現に向けてブロックチェーンを活用している。

同社は長年培ってきた運用実績を元に、企業のブロックチェーン事業の立ち上げ・学習環境の整備をサポートする「PoL Enterprise」も提供中だ。2020年8月には、経済産業省の主導する2020年度IT導入補助金制度における「IT導入支援事業者」に、PoL Enterpriseが暗号資産・ブロックチェーン関連サービスとして初めて認定されている。

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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