韓国のミレニアル世代5人に1人が仮想通貨を購入、シニア世代を上回る

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韓国金融投資家保護財団の報告書によると、20代のうち5人に1人がデジタル通貨を購入したことがあるとがわかった。2017年12月に実施された調査には25〜64歳の韓国人2,530人が参加し、20代のうち22.7%、30代のうち19.3%が仮想通貨に投資している。3月12日、各メディアが報じている。

世界中の若い世代は株式や債券よりもむしろこの新しい業界への投資を好んでおり、韓国の結果も驚くべきことではない。アナリストも、人々が金よりもビットコインを選んでいると言及。RJO FuturesのPhillip Streible氏は「ビットコインが金の市場シェアを奪ってしまった。」と述べる。仮想通貨の専門家Garrick Hileman氏は、ミレニアル世代が2008年の金融危機以降の低迷期に収入を生み出し、その多くは伝統的な金融サービスやその運用システムを完全に信用してないと説明する。

ビットコインとイーサリアムのような強力で信頼性の高い仮想通貨は、迅速で高い利益を提供する投資機会を求める韓国人の間で人気が上昇した。興味深いことに若い世代が投資家の数では多いが、金額はシニア層が一番大きい。この調査によると、20代の平均的な仮想通貨投資は290万ウォンなのに対し、50代の投資家では629万ウォンだった。

先月、仮想通貨コミュニティは韓国政府による「厳しい規則を課すのではなく、産業界のプレーヤーたちとの協調路線を追求する」という発表を歓迎した。新たな枠組みは韓国の仮想通貨セクターを刺激し、市場が正常に戻ることが期待される。

韓国ブロックチェーン協会のKim Haw-joon氏は次のように述べる。「政府と産業界はまだ完全な合意には至っていないが、政府の規制当局自身が協力態勢を明確にしたという事実は市場にとって肯定的な兆候だ。」

韓国は長く続く不況から、ボラティリティの大きさが特徴の仮想通貨に注目した若年層が、利益を求めて仮想通貨取引に熱中していたという背景がある。若者まで巻き込んだ韓国の仮想通貨ブームはビットコイン価格に大きな影響を及ぼすほど大きく、「キムチプレミアム」と呼ばれたほどだ。昨今では沈静化したキムチプレミアムだが、いまだ影響力のあるマーケットである韓国。これからの動きに注目していきたい。

【参考記事】SOUTH KOREA’S MILLENNIALS CATCHING UP TO THEIR ELDERS, 1 IN 5 REPORT BUYING CRYPTOCURRENCY
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