三井住友DSアセットマネジメント株式会社は4月16日、追加型株式投資信託「イノベーティブ・カーボンニュートラル戦略ファンド」を通じて得られる収益の一部を、今後寄付すると発表した。同ファンドは同社が3月30日に新規設定した投資信託で、世界の取引所に上場している株式から、主として脱炭素化社会実現に向けた取り組みやイノベーションに貢献する企業、またはその恩恵を受けることが期待される企業の株式に投資を行う。
また、同ファンドは、企業や家庭から出る二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスを減らし、森林による吸収分などと相殺して実質的な排出量をゼロにする「カーボンニュートラル」を主題にした国内初の公募投資信託である。特に注目される①クリーン・エネルギー生成②交通・輸送の変革③産業用エネルギー転換の3分野で、世界の企業の株式に投資していく。販売はSMBC日興証券。寄付は、収益の一部を、主として脱炭素化社会実現に向けた取組みやイノベーションに貢献する研究などを支援し、社会貢献に繋げる。
寄付先は「国立研究開発法人理化学研究所」、「公益財団法人地球環境産業技術研究機構」を予定している。4月19日現在の基準価額(前日比)は1万298円 (+47)、純資産総額484.16億円。
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HEDGE GUIDE 編集部 寄付チーム
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