Axie Infinityが1.5億ドルの資金調達、ハッキング被害を補填へ

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ブロックチェーンゲームAxie Infinityを開発するSky Mavisは4月6日、暗号資産取引所Binanceが主導する資金調達ラウンドにおいて、1億5,000万ドルを調達したことを明らかにした。今回調達した資金は、Sky MavisとAxie Infinityの既存資金と合わせて、3月に発生したハッキング事件の補填に使用される。

Sky Mavisは3月29日、イーサリアムのサイドチェーンであるRonin Networkへのブリッジを提供するRonin Bridgeが約6億2,500万ドル(約750億円)のハッキング被害を受けたことを発表していた。

29日に、5,000ETHがブリッジから引き出すことができないというユーザーからの報告があり、実際は3月23日に17万3,600ETH(約720億円)と2,550万USDC(約31億円)が流出していたことが発覚。Roninチェーンのアクセスに必要な5つのバリデータの秘密鍵がハッキングされたことで不正が行われた。そのため、同社は、被害を受けたユーザーに対し全額補填することを説明していた。

今回の資金調達ラウンドには、a16z、Dialectic、Paradigm、Accelが参加したほか、人気ブロックチェーンゲームThe Sandboxを開発するAnimoca brandsも含まれている。

セキュリティ侵害の原因として、Sky Mavisは先月、バリデータのセットが少なかったことを挙げていた。そのため、今回の発表で今後3か月以内にバリデータノードを5から21に拡大することを明らかにし、バリデータはパートナーやコミュニティメンバーのほか、長期的な協力者など様々な利害関係者にノードを分担することでセキュリティ面を強化するという。

さらに同社は、現在も更なるハッキングの被害を防ぐための厳格な内部セキュリティ対策を実施している最中であり、一時的に停止しているRoninブリッジの再開には数週間におよぶ様々なセキュリティ監査を経て再開される予定であることを明らかにした。

【参照記事】Sky Mavis Raises $150M Led By Binance, Funds to be Restored on the Ronin Bridge

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec