株式会社東京証券取引所(JPX)は8月27日、「第8回企業価値向上表彰」の表彰候補50社を公表した。資本コストをはじめとする投資者の視点を深く組み込んだ経営の実践を通じて、高い企業価値の向上を実現している上場会社を表彰する。
候補の50社は、東証市場に上場する全上場会社(約3650社)の中から過去5 年間にわたり自己資本コストを上回るROEを安定的に計上しており、かつ経営目標や資本コストなどを確認する選考アンケートの結果、資本コスト(WACC)を上回る企業価値の創出額などの算定結果から選定された。今後は選考アンケートなどを通じて各社の経営の実践状況を確認し、ファイナリスト(大賞候補会社)の選考に進む。
一次選抜はROEを審査、二次選抜は経営目標や資本コスト等を確認する選考アンケートを実施するほか、所定の算式によりWACCを上回る企業価値の創出額などを算定。これらを踏まえ50社を選定する。さらに、50社には持続的な企業価値向上を実現する経営の実践状況を確認するため、詳細な選考アンケートを実施。回答内容を踏まえ、3社程度をファイナリストとして10月ごろ公表予定。続いて、選定委員がファイナリストの経営トップクラスにインタビューを実施し、投資家やアナリストからファイナリストに対する意見を募集。これらを踏まえ、大賞・優秀賞を決定し2020年1月頃に公表する予定。
50社は、ジェイエイシーリクルートメント(サービス業)、カルビー(食料品)、綜合警備保障(サービス)、博報堂DYホールディングス(同)、アサヒグループホールディングス(食料品)、アステラス製薬(医薬品)、日本電産(電機)、 東日本旅客鉄道(陸運)などが名を連ねている。第7回は大賞がダイキン工業(機械)、優秀賞がアサヒグループホールディングス、日本電産、ユニ・チャーム(化学)だった。
【参照記事】第8回企業価値向上表彰の表彰候補50社の公表について
HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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