ゴールドウイン、医療従事者の支援で株主優待制度を活用し200万円を寄付

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「ザ・ノース・フェイス」などの人気スポーツブランドを手掛ける株式会社ゴールドウインは、さまざまな寄付活動に注力している。新型コロナウイルス感染拡大では2022年度、株主優待制度として、ゴールドウイングループによる医療従事者への支援に理解を深め、同時に株主も支援に参画できるよう、株主優待品として「日本財団を通じて、新型コロナウイルス対策にあたる医療従事者等への支援」コースを用意。寄付と同社の贈呈を加えた合計200万円を同財団に寄付した。

2月15日に行われた贈呈式で、株式会社ゴールドウインコーポレートコミュニケーション室の水野義和室長(右)が日本財団ドネーション事業部常務理事の笹川順平氏に寄付金目録を渡した。※画像引用:ゴールドウィンのウェブサイトより」

同財団は①日本財団PCR検査センターの設置②感染症対策療養施設の建設③救急医療施設・医療従事者への緊急支援④タクシーを利用した医療従事者等の移動支援⑤感染症対策整備支援(感染症指定病院)事業⑥感染症対策整備支援(日本小児総合医療施設)事業募集などを実施。なお、新型コロナウイルス緊急支援についての寄付受付は2022年8月末日で終了している。

同社は、コロナ禍の初期から、感染症対策支援として、メーカーならではの取り組みを開始。20年4月から6月までに布製オリジナルマスク1万枚、医療従事者向けにゴーグル800個、フェイスシールド100個の寄贈を行った。当時、国内では深刻なマスク不足が続いており、同社は競泳水着のブランド「Speedo(スピード)」の水着素材を使用し、洗濯して再利用が可能な布製オリジナルマスクを製作、寄付したほか、飛沫から目を守るゴーグルとフェイスシールドの寄贈を実施した。

また、創業の地であり研究開発施設などを含む本店の所在地である富山県小矢部市に布製オリジナルマスク6000枚、障害者スポーツの競技団体に布製オリジナルマスク1000枚を寄贈。さらに、同社が地域社会の課題解決を図るための包括連携協定『S-SAP(エス-サップ)協定』を結んでいる東京都渋谷区にも、布製オリジナルマスク3000枚、ゴーグル800個、フェイスシールド100個を寄贈。マスクは区内の放課後クラブや保育施設などの利用児童と職員に、ゴーグルとフェイスシールドは区内の医療従事者に配布された。

医療機関向けには、弾性ストッキングや高機能Tシャツを寄贈。ストッキングは長時間にわたる立ち仕事など過酷な勤務状況が続く医療従事者に向け、血行促進効果、むくみ軽減効果をもたらす「C3fit」ブランドのカーフスリーブ(ふくらはぎ用)とタイツで、カーフスリーブとタイツはいずれも一般医療機器となり。Tシャツは宇宙飛行士向けに開発した消臭下着の先端技術を応用した「MXP」ブランドのウエアで、合計約1800点を都内4か所の感染症指定医療機関に寄贈している。

ほか、トルコ・シリアで発生した大地震では、トルコ南東部およびシリア国境付近の被災者への支援と同地域の復興のため、日本赤十字社を通じて救援金1000万円を寄付するとしている。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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