食品廃棄物を再利用できる技術で、食料自給率・環境問題解決に繋げる。フードテックベンチャーがFUNDINNOに登場

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木を食べられる様にしたり、みかんの皮から車を生み出す!?革新的な分解・再利用技術で食品ロス解決に取り組む「トレ食」

株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新規案件「木を食べられる様にしたり、みかんの皮から車を生み出す!?革新的な分解・再利用技術で食品ロス解決に取り組む『トレ食』」の概要が公開された。株式発行者は、食品廃棄物を分解して新たな食品や食材として再利用する事業に取り組むトレ食株式会社。3月6日から8日まで、目標募集額1494万円、上限応募額4005万円で投資申し込みを募る。1口9万円、1人5口まで。

トレ食社は、食品廃棄物を分解して新たな食品や食材として再利用する事業と技術開発を行うベンチャー企業。広告代理業の株式会社トレードマークが地域課題解決事業として2018年に立ち上げた。「加水分解」「酵素分解」「乳酸菌分解」の3つのコア技術を組み合わせることにより、野菜や果物の皮や木の枝、葉、さらに賞味期限切れや品質基準未満で廃棄されている食品を分解し、糖やタンパク質、うまみ成分などの細かい成分に分解。取り出した各成分を活用することで、調味料や食材、サプリメントなどに再利用できる。

技術を突き詰めていくと、原理上はみかんの皮から分解して取り出したセルロースなどの素材で車を作ることも可能

この技術を実用化するための機械を上場企業の菊池製作所と連携して開発しており、同時に北海道大学とも共同で開発中。「食材の高速分解物と酵素/微生物反応による新しい食品の開発」を行う企業として確立することを目指している。

ファンディーノでは、これまでもフードロス問題の解消を目指す企業が資金調達に挑んできたが、「食べられないものから食べられるものを取り出すという技術は、農家が抱える収益構造の問題点の解決に役立ち、食品から繊維、樹脂、断熱材など幅広いものへのリサイクルが可能」と同社はアピールする。現在は福島県地域復興実用化開発等促進事業(経産省予算)に採択されており、今後は設備関連や食品加工物などに関連する特許の出願も進めていく。

技術を通して様々な領域への応用を探る「受託研究事業」も進めて

2027年までに製造ライン数(原材料供給事業)3本の構築を計画、同年のバイアウトと売上高約7.7億円を想定する。

ファンディーノは株式会社日本クラウドキャピタルが運営する日本初の株式投資型CFサービス。厳正な審査を通過した将来性あるベンチャー企業に、オンラインで10万円程度から投資可能。投資先企業のビジネスの進捗情報をIRとして定期的に受け取ることができ、企業によってはエンジェル税制による所得税の控除や株主優待もある。

募集案件はAll-or-Nothing方式を採用しており、目標募集額に到達した場合のみ案件が成立、投資できるが、未達だと案件が不成立となり投資もできない。逆に、上限募集額に到達すると募集期間中であっても募集締め切りとなる。2月26日現在の累計成約額は46億8666万円、累計成約件数141件、ユーザー数5万7745人。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 株式投資チーム

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