昨日のマーケットは株式市場はNASDAQや半導体指数が下落し、NYダウは小幅下落。
VIXは株の動きとは異なり大幅に低下しており、値動きが大きく出るような動きにはなっていないのか。
米国債金利は一時低下する場面も見られたが、引き続きFRB高官からのタカ派的な発言も出ており、金利は上昇する中米ドルも対主要通貨に対して上昇する動きに。
ドル円は140円台から142円台まで上昇しており、感謝祭前に短期的なショートカバーが入ったか。
昨日大きく動いたのが原油であり、一部噂でサウジが増産を検討するというニュースが流れたことによって1バレル75ドル付近まで急落したが、サウジがその後噂を全否定しており、売られた分を取り戻す展開に。コメントでも価格次第では介入するとコメントしており、サウジとしても80ドル付近は大切なラインなのかもしれない。
また中国ではコロナの死者が再度発生したことや感染者拡大が嫌気されて、中国株市場は反落。人民元も下落しており、中国関連の悪いニュースが流れてきている。
マーケットで注目されたのはドイツのPPIが予想外に大幅低下となっており、インフレ後退サインが出始めているかと捉えられていることであり、ECBの利上げ幅もペースを落としていく材料は整ったと昨日ポルトガル中銀の総裁もコメントしていたことから、ユーロのタカ派姿勢が後退していると言えるだろう。
仮想通貨市場総じて下落。FTXショックがあった最安値を一時突破してしまっており、ビットコインは15,000ドル台前半まで下落。
FTXのハッキング事件のハッカーは昨日RenBTCを利用して1,000BTCに換金したフローが出ており、The Blockのリサーチャーがハッカーのアドレスのリストを公開した。資産を取り戻すことができるかわからない中、FTX JPでも年内に出金再会の目処を立たせたいと表明しているものの、日本の資産もアメリカのチャプター11の資産管理対象内となっており、取り戻せるのか引き続き不透明な状況。またGenesis Globalも破綻の可能性が出てきており、どこまで今回の影響が広がるのかを注視するしかなく仮想通貨市場は買うに買えないという状況が継続している。
ポジションはAUDNZDのロングやGBPAUDのショート、NYダウ、ドイツDAX、FTSEのショートを保有している。
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中島 翔
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