昨日のマーケットは株式市場が下落。米国債金利が連日上昇する中、株の上値を抑える格好となった。10年金利は4.2%と2008年以来の水準まで上昇している。
ドル円は金利上昇からの米ドル高につれて等々150円台を突破して150円台前半での推移に。150円ではトリガーの大きな数量で残っていたことから、一旦抜けると150円台前半まで上昇。その後、150円がサポートラインとして機能しており、介入警戒感が残る中、日本円が買われるシナリオが全く描けない状況となっている。
神田財務官は介入原資は無制限とのコメントも出しているが市場は全く信用しておらず、口先介入は効果がない状況。現在海外勢からは日本の為替介入の原資を米国債を売却して捻出する可能性があるのではないかとの思惑もあるようで、為替介入を警戒する度に米国債金利が上昇しながら日米金利差が拡大するというのはなんとも滑稽な動きとなりそうだ。
昨日公表されたアメリカの中古住宅販売件数では8ヶ月連続の落ち込みとなり、2007年以来の低水準へ。
またクックFRB理事から利上げの継続が必要とのコメントも出ており、引き続き高いインフレに対しての警戒感から更なる利上げを行うべきとの姿勢が強くなってきているのかもしれない。
イギリスでは混乱の元凶となったトラス首相が辞任を発表し24日に後任が決まる様子。またブロードベント副総裁は市場が予想するほど金利を引き上げる必要性があるかどうかは不透明とのコメントを出しており一時的にポンドが下落する動きも出ていた。
仮想通貨市場は株式市場の反落を受けて上値が重い動きとなっており、ビットコインは再度19,000ドル付近へ下落。
しかしアルトコインと比較するとビットコインの下落幅も限定的となっており、引き続き底を固めているような動きとなっている。
仮想通貨市場のニュースでは南アフリカで仮想通貨を金融商品として規制を開始したとのニュースが出ており、世界的に仮想通貨のグローバルを規制する動きは継続していることが伺える。
ポジションは引き続き変えておらずドルショートをベースに構築している状況。
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中島 翔
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