昨日のマーケットは株式市場が続落。しかし先週末のような勢いが出るわけでもなく、下落の勢いは緩くなったか。
米国債2年金利が一時3.48%まで上昇し、ドル高の流れが継続。ドル円は139円にワンタッチする形で138円台の高値圏での推移が継続している。
日米10年の金利差を見ると、ドル円は6月に到達した日米の金利差が拡大したタイミングと位置がずれ始めており、若干やはり進み過ぎな印象。
![](https://hedge.guide/wp-content/uploads/2022/08/image3-8.png)
安全資産としてドルが買われているということもあるため、ドル高が続伸して進み続けるということは疑いの目で見ている。市場は完全にドル高方向でポジションが組まれているため、この流れに長期的にはついていけないと判断している。
個人的に気になっているのがVIXとS &P500の位置であり、急落でVIXが26くらいまでは上昇しているが、まだ30台には到達しておらず、VIXから見ると下落する余地があると考えているが、注意点は市場がショート目線でポジションを既に組んでいることか。
![](https://hedge.guide/wp-content/uploads/2022/08/image2-11.png)
仮想通貨市場は反発する動き。
![](https://hedge.guide/wp-content/uploads/2022/08/image1-17.png)
イーサリアムで1,500ドル台、ビットコインも20,000ドル台も回復しているが、まだ安心できるようなチャートではないため、ついていく必要はないと考えている。
トレンドは引き続き下落トレンドであり、ドルインデックスが上昇している中、株式市場も下落するとなった場合、なかなか仮想通貨市場が上昇トレンドに入るということは難しいことから、引き続き米ドルの強さや株式市場の動向を考えていつ仕掛けるか考えた方がいいだろう。
個人的に好んで見ているMVRV Ratioは再度売られ過ぎの水準まで調整しており、長期的には買い場と判断できる。ハッシュリボンが点灯していることも長期的には強気になれるポイントか。
仮想通貨市場のニュースでは、アメリカのメタ社がFacebookでNFTを投稿できることを可能にしたニュースや、アメリカのCMEでユーロ建の仮想通貨先物を提供開始したニュースが出ている。またマウントゴックスの債権者がビットコインを売却したとの話が出ていたが、噂であり事実ではないという話題も出ていた。
ポジションは再度NYダウのショートを構築しており、豪ドル円はショートでエントリーしたものの一旦損切りを行っている。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
![](https://hedge.guide/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1605-e1564469321688-2-150x150.jpeg)
中島 翔
![](https://hedge.guide/wp-content/uploads/2019/07/IMG_1605-e1564469321688-2-150x150.jpeg)
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素社会へのカギは森林クレジット 組成の流れや社会課題を現場目線で解説 - 2024年7月23日
- カーボンニュートラル技術開発・実証事業の公募詳細と採択プロセス解説 - 2024年7月10日
- 先進国金融政策はどうなる?円安動向や各通貨の売買戦略も解説【2024年6月】 - 2024年7月2日
- 持続可能な未来を支える「グリーンファイナンス」の2024最新動向 - 2024年7月2日
- ソラナ(SOL)ステーキングとカーボンクレジット利用 Sunrise Stakeの仕組み解説 - 2024年7月1日