2022.4.27 マーケットレポート【急ピッチの利上げに耐えきれない株式市場】

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昨日のマーケットは米国株式市場は大幅続落。金利上昇に弱いNASDAQは3.95%の大幅下落となっており、一昨日の反発はあっさりとなかったことにされた状況。米国決算も芳しくない数字が出てきてきたことが昨日は影響した様子。

為替市場は今週の日銀政策会合を前に円ショートの巻き戻しが入り円高方向での推移となった。特にポンド円の急落が凄まじく1週間程度で7円近く下落しており、殺人通貨の異名の通りの動きとなっている。ドル円も127円台前半まで下落してきているが、米国債金利や円高圧力を考えても米ドルはそこまで売られていない状況。

米国債金利も低下する動きとなっており、10年金利は2.86%から2.72%と大幅に低下。米国の実質金利も上昇する中、綺麗に株安の反応を示している。

青:実質金利 オレンジ:S&P500指数

米国株指数を一覧でみるとNASDAQで23%程度下落しており、小型株のラッセル2000も弱く、NASDAQは-30%付近まで急落したら緩やかに底をつけ始めると考えている。

理由としては、ここからアメリカの利上げスピードがさらに加速するシナリオはなく、現在の物価上昇率が継続するか低下するかの2択の可能性が高いと思っており、政策金利の引き上げが頭打ちになる局面では買い戻し圧力が入るだろう。NASDAQに関しても崩壊するコメントが多くなってきていることから、逆にこの辺りからゆっくりといつ反転するかの視点で見ておいた方がいいと感じていることも理由として挙げられるが、筆者の感想程度で捉えてもらいたい。

原油価格は中国の景気刺激策の背景に上昇し再度100ドル台に到達。しかしながら資源国通貨は上昇せず、上値の重い展開が続いている。

ビットコインは一昨日の40,000ドル回復はあっという間になかったこととなり38,000ドル割れの水準まで下落。

上昇前の水準を割り込んできたのでポジションは一旦損切り。個人的にはここから上方向に転じると強めに見ていたため、1日で敗北という結果になった。オンチェーンを見ても下落するシナリオはやはり持てないため長期的には上方向しか見ていないが、どこで転じるのかわからない状況が続いている。また株式市場と連動していることから、昨日のように株が急落されるとビットコインには厳しい展開と言えるだろう。

イーロン・マスク氏のツイッター買収報道で上昇したDOGEは上昇は続かず上昇分を吐き出す展開。

長期的に保有しているのはSOLとMVであり、29日OKEX上場予定のFEMMEは短期的に面白いと感じるため、参戦しようか検討中。また、一定の懸念はあるものの最初に乗っかるにはありかと考えてSTEAMcoinは調べている途中。

日経とNASDAQショートは買い戻して日経はドテンロングでエントリー。短期のため長く持つつもりはなく本日決済の可能性が高い。ドル円はロングで保有中。豪ドル円はロングがストップアウトしており70pips程度損失を出す結果となった。ユーロドルロングも保有している。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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