Binance NFT、「IGO(イニシャルゲームオファリング)」実施を発表

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暗号資産取引所Binanceは10月25日に、IGO(イニシャル・ゲーム・オファリング)というNFTを活用した新たなデジタル資産セールを発表した。

IGOは、Binanceの運営するNFTマーケットプレイスBinance NFTで実施される、資金調達イベントだ。各種ブロックチェーンゲームが、Binance NFT上でのみ入手可能なNFTを販売するという。

Binanceは「ゲーム系NFTの人気は高まってきており、NFT全体出来高の50%以上がゲーム関連のものとなっている。しかしながら、多くのゲーム系プロジェクトはゲームやコミュニティを発展させるためのハブを見つけるのに苦労している」と説明。IGOを普及させることで、クオリティの高いブロックチェーンゲームやNFT資産を、世界最大の暗号資産コミュニティにつなげていく方針を打ち出している。

IGOを実施する背景となったのは、、オンラインゲームプラットフォーム「Steam(スティーム)」がブロックチェーンゲームを禁止したことが原因にあるという。ブロックチェーンゲームにはコミュニティを構築するためのプラットフォームがないといい、IGOを実施することでコミュニティ形成をサポートする意向も表明している。

IOGの特徴やメリットについてBinanceは、「ゲームの正式なローンチ前に、NFTに早期アクセスできること」や「プレミアムレベルのNFTを安価に入手できること」などをげている。IGOで販売されるNFTは、「オークション」「固定価格」「ミステリーボックス」という3つの形式で販売されることになると説明された。

Binance NFTはIGOの第一弾として、「DeRace」というブロックチェーン基盤の競馬ゲームを採用すると発表している。IGOは10月26日より開催され、「通常の馬5頭のNFT」と「Binanceの馬5頭のNFT」による合計10種類のNFTと交換できるチケットが販売されるという。チケットを獲得したユーザーは、ゲームのローンチ前に、実際にゲーム内で使用できるDeRaceのNFT(DeRace NFT Horse)を入手することが可能だ。

IGOへの参加方法は、専用の申込フォームから参加を申請し、Binance NFTチームの審査の結果、承認が得られた場合には連絡が届くことになる。

なお、IGOにはBinanceアカウントを有している全てのユーザーが参加できるようになっており、Binanceアカウントのウォレット内に保管している資金を、Binance NFTで使用することができると説明されている。

【参照記事】Binance NFT Launches IGO: Welcoming the Next Generation of Gaming

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株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec