Binanceがトークン化された株式の売買を開始、デリバティブ大手FTXを追随

大手暗号資産取引所Binanceが、トークン化された株式を売買することができる新サービス「Binance Stock Tokens」の提供を4月12日に発表した。まずはテスラの株式がトークン化され売買できるようになるという。

今回の取り組みは、ドイツの投資会社CM-Equityおよび開発会社Digital AssetsAGとの提携により実現した。CM-Equityが実際にテスラの株式を買い上げ、買い上げた分を上限としてトークン化してBinanceの顧客に販売する。

同様の仕組みはデリバティブ取引所FTXによって2020年10月より提供されており、Binanceはそれに後追いする形でのリリースとなった。トークン化することによるメリットは、最低購入単価を小さくすることができる点にある。

株式市場では、基本的に最低購入単位が定められており少額投資ができないケースが多い。そのため、特に若年層が投資を行うことができないのだ。

Binance Stock Tokensでは、テスラ株を100分の1の単位で購入することできるという。約760ドルのテスラ株を直接購入することが難しくても、Binanceを通してトークン化された株式を購入することができる。

トークン化された株式は、Binanceの発行する米ドルペッグのステーブルコインBinance USD(BUSD)を使って購入することになるという。取引手数料は発生しないものの、一定額のスプレッドを乗せる可能性はあるだろう。

なお、中国本土やトルコ、米国、その他の制限された管轄区域では利用できないと説明されている。今回の発表に際して、BinanceのCEOであるCZ氏は次のようにコメントした。

「株式トークンは、コンプライアンスやセキュリティを損なうことなく価値の移転を民主化します。また、金融資産へのアクセシビリティを高めるだけでなく同時にコストを削減することができる新しい方法を我々に示してくれます。」

【参照記事】Binance Launches Zero-Commission, Tradable Stock Tokens

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株式会社techtec リサーチチーム

株式会社techtec リサーチチーム

「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter:@PoL_techtec