通信大手の米アップルは、アプリ開発者向けにセキュリティ機能の一部として暗号化ツール「Apple CryptoKit」を提供する。6月5日、開発者向けイベント「Worldwide Developer Conderence(WWDC)」にて発表した。
CryptoKitは、従来オペレーションよりも暗号化を簡単・効率的に行うプログラミング言語「Swift」用の新たなフレームワークだ。CryptoKitでは、暗号化された安全な解の計算と答え合わせ、公開鍵を使用したデジタル署名の作成・評価、鍵の交換を実行する。また、CryptoKitでは共通鍵を生成し、メッセージの認証や暗号化などの操作に使用するすることが可能だ。CryptoKit内には仮想通貨を表す表記は無いものの、同時にリリースしたデザイナー向けに提供される1000個のアイコンの中に4つのBitcoinアイコンが確認できた。
GAFAと呼ばれるGoogle、Amazon、Facebook、Appleの4社全てが仮想通貨・ブロックチェーン技術に関わることになった。多くのユーザーを抱える各社のサービス提供は影響力が大きい。今後の動向に注目だ。
【参照URL】Apple CryptoKit
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藤田 正義
「難解な用語を誰でもわかるように」をモットーに「HEDGE GUIDE」では、ニュース記事・コラム記事・プレスリリースなどの執筆を担当。チャートを1日中見続ける、海外の情報収集により投資判断を行うなどの経験から、独自のマーケット分析を行う。原動力は、好奇心。
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