GMOコインが取扱いを開始した仮想通貨ポルカドット(DOT)とは?

今回は、ポルカドット(DOT)について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. ポルカドット(DOT)とは?
  2. Web3.0を見据えるポルカドット
  3. ポルカドットのインターオペラビリティ
  4. コンセンサスアルゴリズム
  5. ポルカドットの将来性
  6. ポルカドット(DOT)の購入方法
  7. まとめ

5月19日に仮想通貨(暗号資産)取引所GMO コインは、国内で初めて「ポルカドット(DOT)」の取扱いを開始しました。ポルカドットは、異なるブロックチェーン同士の相互運用と分散型のインターネット(Web3.0)の実現を目指すプロジェクトです。DOTは2020年8月にローンチした比較的新しい仮想通貨ですが、わずか1年足らずで時価総額ランキング上位に位置しており、期待と注目が高まっています。今回はポルカドットの概要と将来性、購入方法について解説します。

①ポルカドット(DOT)とは?

ポルカドット(Polkadot)は、イーサリアム共同創業者で元CTOのギャビン・ウッド氏が設立した「Web3 Foundation」の主要なプロジェクトです。2016年11月にポルカドットのホワイトペーパーがリリースされ、2017年10月27日に最初のトークンセールが行われ、約48.5万ETH(当時約165億円)の調達に成功しています。現在は、ウッド氏がCTOを務めるParityTechnologiesが中心となって開発を進めています。

仮想通貨DOTは、ポルカドットのエコシステムで流通するネイティブトークンです。2021年5月24日現在に1DOTあたりの単価は2,052円、流通総量は941,393,745.79 DOT、時価総額1兆9,375億円で市場8位にランクしています。

②Web3.0を見据えるポルカドット

ポルカドットは現在のWeb2.0から、Web3.0(特定の管理者や主体を持たない分散型インターネット)への移行を目指しています。

現在、GAFAと呼ばれる一部の大企業に、ユーザーの個人情報や行動履歴、嗜好に関するデータが集中しています。こうした中央集権型のセキュリティシステムは特定のサーバー群に情報が蓄積されている為、サイバー攻撃を受けやすく、大企業から個人情報が漏洩するケースも少なくありません。こうした問題点をクリアし、プライバシーを保護するインターネットのしくみがWEB3.0です。WEB3.0の理想は、ユーザーが自身のデータの所有権を持ち・制御できる世界です。

WEB3.0の重要な役割を担うのがブロックチェーンです。ブロックチェーンは分散された複数のノードに暗号化されたデータを保管するため、単一障害点を持ちません。複数のノードに障害が発生してもシステムを維持できるのです。

③ポルカドットのインターオペラビリティ

ポルカドットの重要な機能は、異なるブロックチェーン間の通信を可能にする「インターオペラビリティ(相互運用性)」です。

現在、市場には異なるブロックチェーンが乱立しています。ブロックチェーン間の相互運用ができなければ、データや資産の相互利用ができません。ユーザーとしては使いにくいものとなるでしょう。ポルカドットはチェーン間のアプリケーションやサービスのユーザビリティを高めるため、インターオペラビリティの実現に取り組んでいます。

ポルカドットのプロトコルは、中心となるリレーチェーンを介して個別チェーンの取引情報などを共有することを可能にしています。パブリックチェーンやプライベートチェーンなど、様々なブロックチェーンに対応します。

④コンセンサスアルゴリズム

ポルカドットのコンセンサス(合意形成)アルゴリズムはGRANDPA(グランパ)を採用し、GRANDPAを運用するバリデーターの選出にNPoS(Nominated Proof-of-Stake)を採用しています。ポルカドットのNPoSでは、「バリデーター(検証者)」や「ノミネーター(指名者)」が合意形成に参加し、DOTをステークして投票を行います。不正行為者はステークしたDOTが没収されるため、セキュリティを維持するようインセンティブが機能します。

また、GRANDPAによりポルカドットのファイナリティ(決済完了性)の形成プロセスも格段に早くなっています。

⑤ポルカドットの将来性

次にポルカドットの将来性について解説します。ポルカドットのブロックチェーンを利用したプロジェクトは既に300以上存在しています。DeFiやNFT、Web3.0の分野など様々なユースケースがあり、ポルカドットのエコシステムおよびDOTが幅広く利用されると期待されています。

例えば、Enjin(エンジン/ENJ)プロジェクトは、ポルカドットのインフラを利用した独自チェーン「Efinity」の構想を発表しました。Efinityで発行されたNFTは、ポルカドットと相互運用可能なブロックチェーンで利用可能になるねらいです。NFTやブロックチェーンゲームの主要なインフラとなる可能性があります。

⑥ポルカドット(DOT)の購入方法

2021年5月現在、国内の仮想通貨取引所でポルカドット(DOT)を購入できるのはGMOコインの「販売所」だけです。まずはGMOコインで口座開設し、本人確認を完了しましょう。

GMO DOT

トップ画面のサイドメニューから「販売所」をクリックし、上の画面のように「DOT」を選択します。そしてこの右側の注文ツールで「取引数量(金額指定と数量指定から注文方法が選択可能)」を設定しクリックすることで購入が可能です。

販売所は取引手数料が無料ですが、「売り」と「買い」のレート差(スプレッド)が実質的な手数料となります。スプレッドは市場環境に応じて変化しますが、相応の値動きが発生しないと利益を上げることができないため注意しましょう。

⑦まとめ

ポルカドットは非常に将来性の高い仮想通貨とされており、市場の評価も高く、時価総額も膨大です。イーサリアムを中心に、スマートコントラクトはユースケースが拡大しており、Web3.0への移行を含めて、今後の世界を大きく変える可能性が高い技術となるまで成長しました。

ポルカドットが目指しているインターオペラビリティが実現すれば、送金や決済などの枠を越えて、様々な分野でパラダイムシフトが起こると考えられます。ポルカドットの将来性に魅力を感じる方や、今から投資をしておきたいという方は、GMOコインでの投資を検討していただくと良いでしょう。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12