GMOあおぞらネット銀行と提携したCoinbase(コインベース)のメリットとは?

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今回は、GMOあおぞらネット銀行と提携したCoinbaseについて、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. Coinbaseとは
    1-1.Coinbaseの概要
  2. GMOあおぞらネット銀行との提携
    2-1.GMOあおぞらネット銀行とは
    2-2.即時入金サービス
  3. Coinbaseのメリット
    3-1.セキュリティ体制
    3-2.アメリカのナスダック市場に上場
    3-3.保険による保証
    3-4.利便性の高いアプリを提供している
  4. まとめ

22年9月20日、世界最大規模を誇る仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)の日本法人であるCoinbase株式会社が、GMOあおぞらネット銀行株式会社と連携し、「即時入金サービス」の提供をスタートすることを明らかにしました。この提携によって、GMOあおぞらネット銀行に口座を保有しているCoinbaseユーザーは即時⼊⾦の手数料が無料となるなど、さらにシームレスな取引が可能になります。

ここではそのGMOあおぞらネット銀行と提携したCoinbaseのメリットについて詳しく解説していきます。

①Coinbaseとは

1-1.Coinbaseの概要

Coinbase
Coinbase(コインベース)とは、アメリカのサンフランシスコを拠点として12年に設立されたグローバル規模の仮想通貨取引所のことを指します。世界100カ国以上でサービスを展開しているCoinbaseは、全体で1億人を超えるユーザー数を誇っています。グループ全体における仮想通貨の四半期ベースの取引高は2,170億ドル(約30.5兆円)にもおよぶなど、世界最大規模のグローバルな取引所として知られています。

そんなCoinbaseは、21年8月に日本国内でも取引サービスの提供をスタートしており、そのセキュリティ性の高さや取引アプリの使いやすさなどを理由に、多くの投資家から人気を集めています。22年9月15日には新たに5銘柄の取り扱いがスタートされ、22年10月1日時点に合計で11銘柄の取引に対応しています。

②GMOあおぞらネット銀行との提携

2-1.GMOあおぞらネット銀行とは

GMO Bank
GMOあおぞらネット銀行とは、銀行経営に精通したあおぞら銀行と、インターネット・テクノロジーに強いGMOインターネット傘下の「GMOフィナンシャルホールディングス」が共同出資して設立された新たな形態の銀行です。

GMOあおぞらネット銀行では、個人向けのみならず、法人向けのサービスも多数取り扱っており、法人口座の所有者は年会費無料の「Visaビジネスデビットカード」が発行できるなど、起業家や経営者にとっても利用しやすい環境が整っています。24時間365日いつでも取引を行うことができるほか、複数口座の開設が可能となっているなど、利便性の高いサービスが充実しています。

2-2.即時入金サービス

22年9月20日、CoinbaseはGMOあおぞらネット銀行株式会社と連携し、Coinbaseの新機能である「即時入金サービス」の提供をスタートすることを明らかにしました。今回の提携によって、GMOあおぞらネット銀行に口座を保有しているCoinbaseユーザーは手数料無料で即時⼊⾦を行うことが可能になるということです。さらにCoinbaseのアカウントに対して、日本国内の銀行口座から直接入金を行うことも可能になります。

なお、今回の提携による新機能リリースを記念して、条件を満たした新規ユーザーに対して、現金1,000円をプレゼントするキャンペーンも開催されています。条件は22年9月5日~22年11月30日までにGMOあおぞらネット銀行の個人口座の新規開設を完了し、且つ開設したGMOあおぞらネット銀行口座からCoinbaseの仮想通貨取引用口座への入金を行うことです。興味のある方はこの機会にぜひ利用を検討してみてもいいでしょう。

③Coinbaseのメリット

3-1.セキュリティ体制

Coinbaseではすべてのアカウントにおいて二段階認証を必須としているほか、ユーザーから預かった資金の98%をオフラインの「コールドウォレット」を用いて保管しているなど、徹底したハッキング対策が講じられています。また、24時間体制でシステムの監視を行うなど、世界最高レベルのセキュリティ対策を行うことで、ユーザーの快適な取引をサポートしています。

3-2.アメリカのナスダック市場に上場

Coinbaseは21年4月13日付けで、全米証券業協会によって運営されているアメリカの代表的な株式市場ナスダック(NASDAQ)への上場を果たしています。

ナスダックとは、IT関連企業やハイテク企業といった新興企業が多く上場している世界最大規模の株式市場のことを指し、Coinbaseは仮想通貨業界における企業評価額10億ドル以上のユニコーン企業として初の上場を果たしました。この上場をきっかけにCoinbaseは大きな注目を集め、仮想通貨業界に対する見方にもいい影響を及ぼしました。

Coinbaseでは、22年9月時点で1億人ものユーザーと14,500を超える機関投資家が取引を行っており、仮想通貨取引所としての規模および知名度も十分な取引所となっています。

3-3.保険による保証

Coinbaseでは、カスタマー資金の98%がオフラインで保管されています。そして、Coinbaseグループはオンラインファンドについて全額以上の保険契約を締結しています。そのため、コインベースの欠陥(例えば、オンラインストレージがハッキングされた場合)により顧客が損失を被った場合、保険金により、失われた仮想通貨と同種・同量の仮想通貨をフルに顧客に払い戻すよう努めることを約束しています。

3-4.利便性の高いアプリを提供している

冒頭でも触れたように、Coinbaseはモバイル向けのアプリの使いやすさに定評があります。AndroidおよびiOSどちらにも対応しているため、ブラウザのみならずアプリでいつでもマーケットの動きを確認することが可能です。シンプルなユーザーインターフェースを採用しており、簡単な操作のみで仮想通貨の取引が可能なため、取引初心者にとっても使い勝手の良いサービスとなっています。

このほかにも、仮想通貨の機能や購入方法のほか、速報や注意点といった情報もすべてアプリから得ることができるなど、機能面もかなり充実していると言えるでしょう。

④まとめ

Coinbaseは世界最大規模を誇る取引所として知られており、今回紹介したようなさまざまなメリットを有しています。このような利便性の高さから、日本においても取引初心者から上級者まで、さまざまな層のユーザーに広く利用されています。今回GMOあおぞらネット銀行と提携したことにより、入金作業がさらに行いやすくなったため、仮想通貨での資産運用を考えている方は一度Coinbaseで口座を開設し、取引を行ってみてはいかがでしょうか。

Coinbase(コインベース)の口コミ・評判・口座開設

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12