昨日のマーケットは株式市場が上下に値動きの激しい展開に。
先物で上昇していたことから寄り付き大幅高でスタートするも、その後米国債金利が大幅上昇する中で株式市場は一転反落する動き。しかしゴールドマンサックスの決算が良好だったことや、短期的なポジション調整なのか再度反発する動きとなり上下に激しい1日となった。
米ドルも金利が上昇する局面では対主要通貨に対して上昇する動きも見られたが、ここ数日のドル売りの動きが継続しているようにも見える。
ドル円は円売りが強い地合いは変わっておらず、149円台前半での推移に。一時介入だったのか1円程度下落する動きも見られたが数十秒と持たずに反発する動きが発生しており、介入であれば全く効果はないという動きになっていた。昨日の動きは介入ではないとの声も聞かれているため、ステルス介入かどうかは判断がつかないところ。
ドル円は来年にかけて円高方向で推移するとの見方を強める投資家が増えてきており、ドル円の利益確定のタイミングを考えている向きが増加している様子。
また昨日はバイデン政権が原油の備蓄在庫を放出する計画が発表され、下落する動きとなった。足元は天然ガスの価格も大きく下落しており、資源価格全体が下落する動きが続いている。
また面白いフローとしては8月のアメリカの対外証券投資では米国債への資金流入超過が過去最大となっており、1,742億ドルに上った。利上げ観測が後退するとの思惑から債券市場に資金が流れてきており、この動きは現在現金比率が高い機関投資家が多いことから、金利が上昇する局面では続いていくものと思われる。
仮想通貨市場は株とは異なり、上値の重い展開。ビットコインは19,000ドル台前半まで下落しており、株高にそこまで反応し切れておらず。株とは異なり、一旦仮想通貨市場から引いた動きがあるようで、相関が崩れる懸念はあるかもしれないと考えている。
ビットコインは一応レジスタンスラインを突破(時間調整での突破)していることが、投資家から見られているところもあるが、果たしてこれを突破したと言えるのか気になるところ
仮想通貨市場のニュースとしてはGMOコインが第三弾のIEOを実施するというニュースや、日本が仮想通貨ランキングで世界27位まで後退したとのランキングが発表されていた。ちなみに1位はドイツで個人的には9位にバハマが入っている点が面白いところ。
ポジションは変わっておらずAUDUSDロング、NZDUSDロング、ハンセン指数ロングを継続して保有している。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日
- 銀行預金のリスクとは?インフレ時代に必要な資産形成の基礎知識を解説 - 2024年9月25日