【仮想通貨取引所の元トレーダーが解説】トレーダー目線で見るBITPointの利用法

今回は、BITPointの利用法について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. BITPointの概要
  2. ハッキング事件と現在の状況
  3. トレーダー視点での使い方
  4. まとめ

仮想通貨(暗号資産)取引所のBITPointは、執筆時点に国内仮想通貨取引所で唯一トロン(TRX)を取扱っているため、気になっている人も多いと思います。今回はBITPointをトレーダー目線で解説します。

①BITPointの概要


BITPointは株式会社ビットポイントジャパンが運営する2016年3月に設立された国内9番目の仮想通貨取引所です。BITPointは、香港、韓国、中国、サモア、台湾、マレーシア、シンガポール、タイに同ブランドの仮想通貨取引所を展開する国際的な取引所でもあります。

BITPointは販売所とは別に、板を使った取引が可能な取引所(BITPOINT PRO)の2種類を提供しており、取り扱いコインはいずれも7種類となります(2021年5月時点)。

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BTC)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、トロン(TRX)

取引所(BITPOINT PRO)では各コインと日本円(JPY)とのペアで現物取引が利用できます。レバレッジ取引も提供していますが対象銘柄はBTC/JPYのみとなっており、また現在は新規のレバレッジ取引口座の開設受付を停止しています。そのため、BITPointは現物を使ったトレードがメインの仮想通貨取引所といえます。

最低取引数量・最大取引数量

販売所の最低取引数量と最大取引数量は通貨ペアによって異なります。

取引単位は、通貨ペアにより0.000001単位か0.00000001単位となります。最低取引数量としては買い注文が500円以上、売り注文が最低取引単位以上です。全ての通貨が500円から取引可能ということになります。

1回の最大取引数量は指値注文の場合は上限なし、成行と逆指値の場合は通貨毎に上限が設けられており、ビットコインで20BTC等となっています。

取引所の場合、取引単位は0.0001BTCとなります。最低取引数量としては買い注文が0.0001BTCで、BTCのレートが600万円だとすると、レバレッジ2倍を使用する場合、300円から取引可能です。1回の最大取引数量は指値注文で100BTC、成行と逆指値は30BTCで、建玉の上限は500BTCです。

レバレッジ取引

BITPointはレバレッジ2倍で取引ができます。*現在は新規のレバレッジ取引口座の開設受付を停止しています。

追証が発生する証拠金維持率は100%未満で、証拠金維持率が2銀行営業日後の17時までに証拠金維持率が100%を回復しない場合か、50%を下回った時点でロスカットされます。また、日を跨ぐ取引となった際はレバレッジ手数料として建玉の0.035%が1日毎に必要となります。

スプレッド

販売所のスプレッドに関しては、取引通貨毎に異なります。

スプレッドは変動制で一定ではありませんが、独自に調査した時点にビットコインで0.04%、イーサリアムで0.47%、リップルで0.09%となっていました。

残念ながらBITPointのスプレッドに関しては他の取引所より高めの設定と言えます。

ハッキング事件と現在の状況

BITPointを語る際に忘れてはならないのが、2019年7月12日に発生した仮想通貨の不正流出です。ホットウォレットに保管されていたビットコイン・ビットコインキャッシュ・イーサリアム・ライトコイン・リップルの5銘柄で合計約35億円が不正流出しました。この事件に対応するため、BITPointでは2019年9月30日までサービスを停止しましたが、それから現在までは同じような事件は起こらずに運営されています。

②BITPointの特徴

次にBITPointの特徴を解説します。

銀行振込の実費を除く全ての手数料が完全無料

BITPointの特徴と際立つものとしては、全ての手数料が無料であることです。クイック入金が無料であるのはもちろん、銀行振込の際も銀行側で発生する振込手数料のみの負担で、BITPointに手数料を支払う必要はありません。

また、ほとんどの仮想通貨取引所では仮想通貨の送金をする際に手数料が必要ですが、ITPOINTでは仮想通貨の送金手数料が無料になっています。

入金方法 銀行振込・クイック入金
クイック入金対応銀行 PayPay銀行・住信SBI銀行・イオン銀行
入金手数料 クイック入金:無料
銀行振込:振込手数料実費分
出金方法 銀行振込
出金手数料(日本円) 振込手数料実費分
送金手数料 (仮想通貨) 無料

国内唯一のトロン(TRX)の取扱い

トロン(TRX)はブロックチェーンベースのエンターテイメントプラットフォームとして今後の成長が期待されるプロジェクトです。日本でも上場を熱望するユーザーの声も多かった仮想通貨です。ITPOINTは2021年3月にTRXの取扱いを開始しており、現時点で日本唯一の仮想通貨取引所です。

レンディングサービス

BITPointは仮想通貨のレンディングサービス「貸して増やす」を提供しています。BITPointで取り扱いがあるすべての仮想通貨でレンディングサービスが利用でき、保有しているだけで貸出条件に応じた賃貸料が受け取れます。

アラート機能もついた取引ツール

取引ツールは無料で利用でき、スマホ版とPC版、スマホアプリ版を備えています。Tradingviewベースのチャートなので、テクニカル指標も多数搭載しており、上級者にも使いやすい仕様です。またトレーダーに嬉しいアラート機能が実装されています。

③トレーダー視点での使い方

最後にBITPointの特徴をトレードにどのように活かせるかについて解説します。

スイングトレードに最適

BITPointの販売所はスプレッド手数料も高く、スキャルピングやデイトレードには向きません。しかし、全ての取引通貨の最低購入額が500円~となっており、手軽で出入金にかかる手数料の安さを考えるとスイングトレードに最適な仮想通貨取引所といえます。

レンディングサービスの利用

BITPointで是非利用したいサービスはレンディングサービスです。BITPointで取り扱っているすべての通貨がレンディングサービスで利用できます。

1か月以上の長期保有を前提としたスイングの現物取引で仮想通貨を購入し、レンディングサービスとして貸し出すという利用の仕方がBITPointを最も有効に使う使用方法かもしれません。

ぜひ利用したいお得なキャンペーン

BITPointはお得なキャンペーンを度々実施しています。例えば、レンディングサービスの提供開始時点のキャンペーンは、30日間で年率20%が受け取れるものでした。トロンの新規上場の際には新規口座開設で3,000円分のトロンがプレゼントされるキャンペーンを開催しました。仮想通貨取引所のキャンペーンと言うと新規口座開設が多いですが、BITPointでは1回以上の日本円の入金を条件にするなど既存ユーザーへのキャンペーンも行っています。

④まとめ

トロンに興味をある方はもちろん、BITPointでは多い時で月に3回、少なくても毎月何らかのキャンペーンをしています。ぜひ興味のあるキャンペーンの際に口座開設を考えてみてはいかがでしょうか。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12