YFIは実り豊かな週末を迎えるも、創業者は注意喚起「本番環境でテストしている」

Yearn.Finance(YFI)は今年の暗号資産業界の最も注目されている話題だ。8月29日にはYFIの価格は37,000米ドルを超え、10憶米ドルの市場規模を占めた。同社は史上最速で成長しているユニコーン企業である。

YFIは資産運用額800万米ドルの小規模レンディング・アグリゲーターだ。創業者のAndre Cronje氏は7月17日、YFIガバナンストークンを通してYFIのプロトコル管理をユーザーに託すと発表した。新しい体制では、ユーザーはYFIを通してCurveやBalancerのリクイディティ・プールに資産を貸すことにより、YFIトークンを得ることができるという仕組みとなった。同氏は自分自身にはトークンを割り当てないことにより、ベンチャーキャピタルを介さなくて済んだ。この「フェア・ローンチ」スタイルはユーザーが事実上無償でトークンを手に入れることを可能にし、「バリューレス」なトークンを生んだのである。

このバリューレスなYFIトークンは10億米ドルまで成長し、既に1億米ドル分がYFIプロトコル内でロックされている。プロトコルは出金やパフォーマンス手数料を取っているため、既に70万米ドルの利益を出している。トークン保有者にはプロトコルの投票権が与えられるので、この投票権を駆使し、70万米ドルの利益の一部をトークン保持者に向けることもできる。

この一連の出来事からの影響は多大で、ビットコインなど暗号資産情報メディアMessariによれば「暗号資産ベンチャーキャピタルの死」という言葉も囁かれ始められたほどだという。

【参照記事】YFI’s Wild Weekend

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高橋奈夕

高橋奈夕

国際基督教大学4年。NYに支社を置くブロックチェーン専門のベンチャーキャピタルで半年以上インターンとして勤める。バイリンガルを生かして海外の記事を翻訳し、よりよい情報を国内に広めることにコミットしている。