在日ウクライナ大使館がTwitterで寄付先口座公表。「日本円で受付はありがたい」「平和のために役立てて」善意続々

ロシアのウクライナへの軍事侵攻をめぐり、在日ウクライナ大使館は2月25日、ウクライナへ寄付金を送金できる銀口口座をTwitterアカウントで公表、寄付を募っている。口座は三菱UFJ 銀行広尾支店(支店コード047) 普通口座番号0972597、エンバシーオブウクライナ。

また、同大使館は、松田邦紀駐ウクライナ特命全権大使から寄せられた挨拶文を紹介。松田大使は、日本とウクライナの関係を「自由、民主主義という基本的価値を共有する重要なパートナー。わが国は1992年の外交関係の樹立以来、ウクライナの主権および領土の一体性を一貫して支持している」とコメント。「ウクライナ国境周辺におけるロシア軍増強の動きを重大な懸念をもって注視するとともに、ウクライナが抑制的姿勢を維持して外交努力による解決を追求していることに敬意を表す」という姿勢を示している。

そのうえで、日本大使館は、日本商工会やウクライナの現地企業と協力して、ウクライナに関する客観的で正確な情報提供、ウクライナの文化や伝統に関する広報、人物交流の促進を通じた友好親善と相互理解の増進、並びに両国間の貿易・投資分野での大きな潜在力の実現を通じた互恵的経済関係の強化に向け、さらに一層の努力をしていくと表明。「軍事的緊張と新型コロナウイルスの猛威という厳しい状況が続く。安全とご健勝を」と現地に気遣った。

寄付を呼び掛けるスレッドへの反応は、2月28日正午時点で、リツイート12万件、引用ツイート9064件、「いいね!」29.6万件となっている。コメントは「日本円で寄付できるのはありがたい」「少額だが、平和のために役に立てれば」といった賛同が多数寄せられている。

ウクライナへの寄付では、日本ユニセフ協会が緊急募金の受付を開始したのをはじめ、国際NGOなどにも支援が広がっている。また、楽天グループの三木谷浩史会長兼社長がウクライナ支援で10億円の寄付を発表し、28日に「送金完了」とツイッターで報告した。

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