トライデントアーツ株式会社がブロックチェーンを相互に接続して運用するサービスを法人向けに提供する。2月1日より申込受付を開始する。
同サービスでは、複数のブロックチェーンプラットフォーム間における情報共有と支払を即時に実行できるようにする。このサービスを利用することで、単一のブロックチェーンプラットフォームに縛られずに最適なブロックチェーンプラットフォームを選択することができるようになるという。
同社はすでにEthereum(イーサリアム)とオープンソースのブロックチェーンの枠組みの一つであるHyperledger Fabricとの間で異なるトークンの交換、送信を可能とする技術の開発を終えており、また、Bitcoin(ビットコイン)やRipple(リップル)等の暗号通貨プラットフォームとの相互接続についても開発を進めている。また、これらの技術は米リップル社が2015年に提唱した、世界中の異なる台帳やネットワークをまたがる取引における決済方法の国際標準規格化プロジェクトであり、オープンソースソフトウェアであるInterledger Protocol(ILP)をベースに独自に開発した技術であり、将来的にオープンソースソフトウェアとして公開する方針だ。
ブロックチェーンプラットフォームの活用領域が模索されている今、活用の前段階として異なるブロックチェーンプラットフォーム間で相互接続を可能とする環境整備が図られる意義は大きい。今後、どのように同サービスが浸透していくか、注目だ。
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム
HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。

最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム (全て見る)
- DIMO、HAKUHODO KEY3と提携 日本市場で自動車データの新しい未来を築く - 2025年3月26日
- ReFiで広がるカーボンクレジット市場の未来― KlimaDAO JAPANの取り組みと展望【インタビュー】 - 2025年3月14日
- ReFi×インパクト投資×システミックデザインから見る、新しい経済システムと金融の未来(HEDGE GUIDE / IDEAS FOR GOOD Business Design Lab) - 2025年2月12日
- peaq、次世代AIインフラ企業iGam3の参加を発表 計算基盤の分散化で新たな経済圏へ - 2025年2月5日
- Xpansiv、炭素除去クレジットの専用取引市場を開設 - 2025年2月4日