資生堂が店舗でボトル詰め替えサービス開始。生分解性ポリマー製ボトルも限定発売

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株式会社資生堂は11月19日からブランド初の旗艦店「SHISEIDO Global Flagship Store」で、来店客のボトルを詰め替えるレフィル(詰め替え)サービス「アルティミューン ファウンテン」を開始する。サステナブルな活動や製品開発を通じて、ビューティーカンパニーならではの社会価値を創造するグローバルプロジェクト「Sustainable Beauty Actions(サステナブル・ビューティー・アクションズ、SBAS)」を始動するにあたっての第一弾。これに先立ち、世界で初めてカネカ生分解性ポリマー PHBHを化粧品容器に採用した「アクアジェル リップパレット」を11月1日から同店舗で限定発売した。

「日本の『MOTTAINAI(もったいない)精神』にインスパイアされた」。SBASについて、同社は、SHISEIDOが提唱するサステナビリティの考え方についてこう説明する。「MOTTAINAI(リサイクルやリユース)」、「HARMONY(社会や環境との調和)」「EMPATHY(共鳴)」という3柱で構成されており、サステナブルでより美しい世界を実現するための具体的なアクションを、それぞれの柱に沿って行う。

このうち、MOTTAINAIは、日本ならではの「もったいない」という考え方に基づき、あらゆる生命を尊重し、リサイクルやリユース、さらにはアップサイクルなど環境に配慮した活動に取り組む。

アルティミューン ファウンテンは、ブランドを象徴する美容液「アルティミューン パワライジング コンセントレート N」のボトルを店舗に持参すると、衛生管理された環境下で洗浄、詰め替える。所要時間は1時間、ストアサイトでの予約が必要。同社は、2025年までに100%サステナブルな容器包装を目指しており、レフィルサービスについて、環境影響を最小限に抑える活動のひとつと位置づけている。

なお、11月1日には、カネカ生分解性ポリマーPHBHを世界に先駆けて化粧品容器に採用したリップカラーパレット「アクアジェル リップパレット」を数量限定で発売。同素材は株式会社カネカが独自に開発した100%植物由来のポリマーで、海中や土中など幅広い環境下で優れた生分解性が期待される。

SBASプロジェクトではコミュニケーションの場として新たに特設サイトを立ち上げる。 サステナブルビューティーについての考えを消費者と共有し、より美しい世界の実現のために何ができるかを話し合うオンラインコミュニティを形成。「#ShiseidoSBAS」を使用した対話を広げ、活動に繋げていく考えだ。

【参照記事】SHISEIDOがサステナブルでより美しい世界を実現するグローバルプロジェクト「Sustainable Beauty Actions」を始動

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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