Securitizeがブローカー・ディーラー・ATS企業の買収合意、発行から流通市場までカバー可能に

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デジタル証券(セキュリティトークン)のプラットフォームのSecuritize, Inc.は10月15日、SECおよび米金融取引業規制機構(FINRA)登録のブローカー・ディーラーおよび代替取引システム(ATS)提供者であるDistributed Technology Markets, LLCを買収するための最終契約を締結した。

DTMは、2020年にデジタル証券を含む私募証券のプライマリー発行とセカンダリー取引所提供の認可を取得している。また、買収の一環として、Securitizeは、複数の州でマネートランスミッターのライセンスを持ちマネーサービス事業を展開する、Velocity Platform, LLCも買収する予定だ。この買収は規制当局の承認が必要であり、買収条件は公表されていない。

今回の買収によりSecuritizeは、既存のSecuritizeの技術スタックを活用しつつ、現在デジタル証券業界で最も未発達でありながら最も重要な要素の一つである、発行体と投資家双方に対する流動性の提供が可能となる。

Securitizeは米国における、複数のデジタル証券取引所、発行体とインテグレートされている、唯一SECに登録されているトランスファー・エージェント。Securitizeは、株式、債券、不動産等のデジタル証券の組成を可能にし、適格投資家により簡単に所有、管理、取引を可能にすることにより、資本市場の近代化を進めている。

Securitizeはこれまで、Santander InnoVenture(現Mouro Capital)、MUFG、野村ホールディングス、SBI、ソニー・フィナンシャル・ベンチャーズ(SFV)など、世界最大級の金融機関から3,000万ドル以上の資金調達を行ってきた。さらにSecuritizeは、Algo Capital(Borderless Capitalに改名)、BlockchainCapital、Blockchain Ventures、Fenbushi、Kinetic、SPiCE VC、Tezos Foundationなどのブロックチェーン業界で著名な投資家から投資を受けている。

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HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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