シュローダー、日本初のESGフォーカスのリートファンドを新規設定。「シュローダー・グローバル・リートESGフォーカス・ファンド」

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シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社は、組入銘柄の分析・評価にESG(環境・社会・企業統治)の観点を重視する本邦初のリートファンド「シュローダー・グローバル・リートESGフォーカス・ファンド(資産成長型/予想分配金提示型)」を新規設定し、5月25日から運用を開始する。同ファンドは世界の不動産投資信託証券および不動産関連株式などを主な投資対象とし、ESGの観点を加味した運用を行うことで、投資収益の拡大を目指す追加型投資信託。組入銘柄の分析・評価においてESGの観点を重視する、日本初のリートファンドとなる。販売会社は三井住友信託銀行株式会社で、5月18日から取り扱っている。

「地球温暖化に伴う自然災害の発生は増加傾向にあり、国際社会の最優先課題の一つ。一方で、不動産・建設業は世界の二酸化炭素排出の大部分を占めており、新技術の活用や省エネルギーの重要性が増している。不動産投資にこそESGの観点を加味した運用が必要」とシュローダーは説明する。

同ファンドは、配当利回りに注目した従来のリートファンドとは異なり、成長性を重視した投資アプローチをとる。それを可能にするポイントは2つあり、1つ目はビッグデータの活用。世界中の約18万におよぶ個別物件の情報をデータベース化し、環境リスク、交通の利便性、人口構成や教育基盤がもたらす都市の成長力などの観点から詳細な分析を行う。ビックデータの活用により、個別物件の分析をもとに幅広い投資ユニバースから確信度の高い銘柄選択を行うことが可能となる。

2つ目は投資先企業へのエンゲージメントだ。エンゲージメントは、投資先企業と建設的な対話を行って課題解決を促す仕組み。課題はあるが改善による変化の期待が大きい企業にも先んじて投資を行い、エンゲージメントによって企業が抱える課題の解決を促していくことで、中長期的な企業価値の向上による成果を目指す。ビッグデータの活用とエンゲージメントの実施によって「成長性を重視した投資アプローチのドライバーとなり、ファンドの投資収益を高めることができる」と同社。

当初申し込み期間5月18日から24日まで。設定日は5月25日、信託期間は2031年9月22日まで。決算日は、資産成長型は初回9月21日、以降は原則毎年9月30日。予想分配金提示型は初回6月21日、以降は毎月20日。収益分配は年1回の決算時に行う。収益分配は、資産成長型は年1回の決算時(原則9月20日。休業日の場合は翌営業日)、予想分配金提示型は、原則毎月20日の決算時(休業日の場合は翌営業日)にそれぞれ行う。

【関連サイト】シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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