World of Womenは3月8日の国際女性デーに、NFT活用のメタバースThe Sandboxと提携し、2,500万ドル（約29億円）規模の「WoW Foundation」を設立することを発表した。
World of Womenは、昨年7月にNFT・デジタルアーティストのYam Karkai氏とパートナーのRaphael Malavieille氏によって立ち上げられたプロジェクトだ。多様性をテーマとする1万枚のNFTコレクションを0.07ETHで販売。現在、このコレクションは7.4ETHのフロアプライスで取引されている。
Wow Foundationは、教育とメンターシップを通じて、より多くの女性をNFTとメタバースに呼び込むことを支援するためのイニシアチブである。たとえば、1万体のWorld of Women NFTコレクションに基づいて、それぞれの所有者がThe Sandbox内で使用できる3Dアバターを作成する。これらのアバターの一部は、The Sandboxアルファ版のテスト中に表示される予定だ。
Wow Foundationは、The Sandbox内にWow MuseumやWoW Universityを立ち上げ、学生向けのNFT卒業証書とともに教育的なWeb3.0レッスンを提供するという。また、アーティストやプロジェクトを対象にしたWoW Academyインキュベーションを開始し、参加者が利用できる資金、メンターシップ、ネットワーキングを提供する。
Wow Foundationの基金はメタバースの多様性・包摂性にも投資されるようだ。より多くの女性アーティストがThe Sandboxに参加するためにアドバイスや資金、アクセス手段などを提供していくとした。
The SandboxでCOOを務めるSebastien Borget氏は、「女性中心のプロジェクトへの出資及び関連教育を推進することにより、Web3.0における影響力を持つ女性を支援していきたい」とコメントしている。
World of Womenは今月2日、米大手音楽会社Billboardと提携し、Christina Aguilera氏、Mariah Carey氏ら著名女性ミュージシャンをモチーフにしたNFTをリリースすると発表していた。
株式会社techtec リサーチチーム
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