サステナビリティ投資格付大手のロベコサム、サーキュラーエコノミー戦略を公表

多くのグローバル企業がサーキュラーエコノミーへの移行を進める中、それらの企業に対する投資環境の整備も進みつつある。サステナビリティ投資格付大手のロベコサムは1月30日、「RobecoSAM Circular Economy Equities strategy(ロベコサム・サーキュラーエコノミー株式戦略)」を公表した。

同戦略は、従来のリニア型の生産消費パターンからサーキュラーエコノミーへの移行によってもたらされる機会を活かそうと積極的な上場企業への投資を通じて、長期的な資本成長を実現することを目的としている。

現在の経済システムは地球が年間で再生可能な資源の1.75倍の資源を消費しており、米国ではジェット機約5600機分に相当する年間50億ポンド(約220万トン相当)ものゴミが最終処分場で捨てられている。

一方で、世界では製品の長期間使用や再生、資源のリサイクルなどを行うサーキュラーエコノミーが急速に広がっており、サーキュラーエコノミーの実現に向けた法整備などを行う国も増えている。

サーキュラーエコノミーへの転換によって、2030年までに4.5兆米ドルの市場価値がもたらされるとみられている。サーキュラーエコノミー株式戦略を担当する同社シニア・ポートフォリオ・マネジャーのHolger Frey氏は「サーキュラーエコノミーへの投資機会はまだ限定的だが、本戦略はこの大きな成長分野に参入できる機会を投資家にもたらすものだ」とコメントしている。

【参考記事】RobecoSAM launches Circular Economy strategy

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木村 麻紀

木村 麻紀

環境と健康を重視したライフスタイルを指すLOHAS(ロハス)について、ジャーナリストとしては初めて日本の媒体で本格的に取り上げて以来、地球環境の持続可能性を重視したビジネスやライフスタイルを分野横断的に取材し続けている。
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