リップル社の投資部門RippleXは、XRP Ledger上でのNFT(ノンファンジブルトークン)をサポートする追加機能の実装に向け、アプローチを強化している。同社は、手数料が安価でカーボンフットプリント削減にも貢献可能なXRP Ledger活用することでより多くのNFTをサポートしたいとして、現在開発者コミュニティに賛否を求めている。
世界経済フォーラム(WEF)は、2027年までに世界のGDPの10%がトークン化されると予測。同社は、NFTにより加速するクリエイター経済がこの予測に準ずるものだとしている。その一方、現在のNFTは発行や流通に多大なコストが発生していることや、NFTプラットフォームの環境負荷が大きいことを問題点として挙げている。
ピアツーピア・サーバーのネットワーク機能を備えた分散型の暗号台帳であるXRP Ledgerは、従来のNFTプラットフォームと比較してもエネルギー消費量がごくわずかで、昨今問題視されるプルーフオブワークの12万倍の効率を誇るとされている。RippleX、こうした環境に配慮したプロダクトは消費者にとってもアクセスしやすく、クリエイターにとっても収益性が高い・コスト効率の高いNFTプロジェクトをもたらすことになるとしている。
XRP Ledgerではすでに5,400以上の通貨が発行され、分散型取引所で取引されていることも強みだ。XRP Ledgerでは、XRPをブリッジアセットとして利用することで異なるトークン同士であっても取引可能で、仲介者なしにシームレスかつ安全に決済する機能も用意されているという。
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