OpenSeaがコミュニティ支援プログラムをローンチ、新たに投資部門も設置

NFTマーケットプレイス大手のOpenSeaは2月11日、NFTを含むWeb3.0領域の成長をサポートする支援プログラムをローンチした。「OpenSea Ventures」と「Ecosystem Grants」という二軸で新規プロジェクトの成長支援を行うという。

OpenSea Venturesは、オープンなWeb3.0エコシステムの未来を支えるプロトコルや企業、チームを支援することが目的だ。OpenSeaの投資部門としての位置付けになり、OpenSeaの共同創業者であるAlex Atallah氏が自ら率いるという。主に次の4つのテーマを主要な投資先として設定した。

• Fungible TokenおよびNon Fungible Token（NFT）のいずれもマルチチェーン化へ移行するためのサポート
• NFT関連のプロトコル構築
• NFTの配布システムに関わるソーシャルサービスおよびゲームプロジェクト
• NFTアグリゲータおよびOpenSeaと他のマーケットプレイスの統合

OpenSea Venturesは、自身の強みとしてグローバルパートナーへのコネクションやリソース活用をベースにした、戦略的資本を提供できる点をあげている。

Ecosystem Grantsについては、NFT領域で活動しているクリエイターや開発者、熱心なコミュニティメンバーを支援することが目的だという。これらの取り組みに対して、継続的に資金提供を行うことでWeb3.0領域を持続可能なものにするのが目的だ。Ecosystem Grantsの対象は、主に次の3つになるという。

• UX改善とツール開発：NFTの売買や譲渡におけるユーザー体験の向上、クリエイターの創造性を存分に解放させるためのツール開発
• コミュニティと教育：NFTとWeb3.0をより身近なものにするための教育コンテンツの拡充
• アクセシビリティと包括性：全ての人がNFTにアクセスできるようにするための環境整備

OpenSeaは、OpenSea VenturesとEcosystem Grantsを導入することで、Web3.0とNFTコミュニティをさらに発展させていくとしている。

【参照記事】OpenSea’s ecosystem investments

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「学習するほどトークンがもらえる」ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル) 」を運営。日本発のブロックチェーンリーディングカンパニーとして、世界中の著名プロジェクトとパートナーシップを締結し、海外動向のリサーチ事業も展開している。Twitter：@PoL_techtec

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