三菱UFJモルガン・スタンレー証券、スマートESG30シリーズETN残高に応じてESG課題に取り組むNPOに寄付

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三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社は7月29日、「スマートESG30シリーズETN」の投資家保有残高に応じて寄付を行う取り組みを開始した。上場投資証券(ETN)の投資残高に応じてESG(環境・社会・企業統治)の課題解決に取り組む非営利団体に寄付を行う。

ETNは「Exchange Traded Note(債券)」の略称で、上場投資証券または指標連動証券とも訳される。ETF(Exchange Traded Fund、上場投資信託)」と同様にTOPIX、S&P500といった指標(指数:価格:商品、農産物)に連動するように作られた金融商品。

ETFとの差異は、信用力の高い金融機関が特定の指標に連動するように発行されたNote(債券)であり、金融機関は裏づけ資産を保有せず、その信用力によりNoteを発行する。このため、個人では投資が難しい資産への投資が可能で、投資金額も1万円程度からの少額で行える。金融取引所に上場しているため、一般の証券取引口座を持っていれば、株式のように証券会社を通じていつでも売買可能で、信用取引も可能。ただし、発行体である金融機関の倒産や財務状況の悪化などにより価格が下落、無価値となるリスクもある。

寄付に対応するのは2020年11月に上場した「スマートESG30 女性活躍(ネットリターン)ETN」、「スマートESG30 総合(ネットリターン)ETN」と22年3月に上場した「スマートESG30 低カーボンリスク(ネットリターン)ETN」の3 銘柄。この3銘柄について、初回は 2022年8月1日から 2023年3月31日まで、以降は当該年度の4月1日から翌年3月31日までの投資家平均保有残高の合計額の約0.03%を寄付金額総額とする。

寄付先として、女性が活躍できる社会の推進、脱炭素社会への移行の推進、その他各種ESG課題の解消に向けた取組を行う団体を挙げる。寄付日は、初回が23年5月、以降は毎年度5月に寄付予定。実績の報告は、寄付完了後、速やかにニュースリリースでそれぞれの寄付先団体に対する寄付金額を公表する考えだ。

「金融機関として果たすべき社会的使命を自覚し、ESG諸課題解消のチカラになるべく、今後も新商品の上場や各種取り組みを通して持続可能な社会の実現に貢献していく」としている。

【参照リリース】三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社「スマート ESG30 シリーズ ETN の投資家保有残高に応じた寄付に関するお知らせ

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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