お金のデザイン、グローバル・ソーシャル・ デベロップメント・ファンド運用開始

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ロボアドバイザーによる資産運用サービス「THEO(テオ)」を運営する株式会社お金のデザインが11月8日、サステナブル投資の運用を開始した。ETF(上場投資信託)によって、未来の生活や環境の改善による「社会的リターン」を目指し、16のテーマに分散投資を行う。名称は「お金のデザイン・グローバル・ソーシャル・デベロップメント・ファンド(愛称:地球貢献)」で、販売会社は東海東京証券、池田泉州TT証券、エース証券、十六TT証券、とちぎんTT証券、西日本シティTT証券、浜銀TT証券、ほくほくTT証券、丸八証券、ワイエム証券。

サステナブル投資は、経済的リターンだけでなく社会的リターンも追求する新しい投資の枠組みとして世界的に広がり始めており、投資残高は2020年時点で35兆ドル超の規模に成長している。同社が運用を開始する新ファンド は、ETF投資による効率的な運用と分散投資、客観的な尺度を活用した銘柄選定が特徴。

分散投資を行う16のテーマはSDGs(持続可能な開発目標)に対応しており、ESG評価機関が公表するESG評価を使って、「環境」と「社会」のカテゴリーで独自に選定する。環境では、二酸化炭素排出削減、代替・再生エネルギー、クリーン・テクノロジー、環境ファイナンス、汚染排出物削減、水資源保全、スマートシティ、スマート・インフラの8つ。社会では医療民主化、衛生管理、栄養改善、高齢者サービス、機会均等・人材育成・多様化(グローバル)、機会均等・人材育成・多様化(日本)、従業員生活支援、公正な労働環境を挙げる。

ETFの選定は、世界のETF市場約7000銘柄のうち、ESG評価機関が公表するESG評価が一定以上の水準の約4,000銘柄を母集団とする。環境テーマ、社会テーマの配分は50:50に設定。また、社会テーマはヘルスケア、労働環境に分類し、その配分も50:50に設定する。

同社は「社会的リターンを考慮したESG投資への関心が高まっている。社会課題への取組みやESG投資に関心が高い顧客に向け、 資産運用を通じて持続可能な社会の実現に貢献できる商品・サービスを引き続き拡充していく」としている。

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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