カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、18~69歳の男女1504名に、インターネット上での意識調査「Tアンケート」で「エコ活動・SDGsに関するアンケート調査」を実施、2月12日に結果を発表した。
まず、エコ・環境問題に関心があるかどうかを聞いたところ、「関心がある」「やや関心がある」と回答をした人は79.3%で、環境問題に対しての意識は総じて高かった。性・年代別では「関心がある」が最も多かったのは50~60代の男性、最も低かったのは10~20代の女性で22.2%だった。
環境問題に関連する言葉の意味をどのくらい理解しているのか「エシカル消費」「SDGs」「ESG投資」「サステナビリティ」「廃プラスチック問題」「フードロス(食品ロス)」について聞いたところ、「内容まで詳細に知っている」「内容をある程度知っている」との回答が多かったのは1位が「フードロス」(74.3%)、2位が「廃プラスチック」(62.0%)、「サステナビリティ」(18.2%)、「SDGs」(14.6%)。「ESG投資」(7.2%)、「エシカル消費」(5.4%)といった個人の投資や消費に関する言葉の認知度はまだ高くない。
SDGsで設定されている17のゴールのうち、「最も共感するゴール」を挙げてもらったところ、1位は3番目の「すべての人に健康と福祉を」(14.2%)、2位は13番目の「気候変動に具体的な対策を」(8.6%)、3位は16番目の「平和と公正をすべての人に」(8.4%)、4位は2番目の「飢餓をゼロに」(7.8%)、5位は11番目の「住み続けられるまちづくりを」(6.8%)となった。共感するゴールは性・年代別に関係なく大きく分かれ、個々人の志向性に寄ってくることが見てとれる結果だった。
エコやSDGsを意識していると思われる企業やブランドを自由回答で聞いたところ、1位は「トヨタ自動車」、2位は「サントリー」、3位は「イオン」、4位は「ユニクロ」、5位は「スターバックス」、6位は「無印良品」、7位は「花王」、8位は「パナソニック」が選ばれた。

HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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