先週末のビットコイン相場は引き続き方向感に欠ける展開。
日曜日にはドージコインの急落を受け、ビットコイン含めて仮想通貨全体が引っ張られる動きとなっており、ドージコインは一時高値から40%以上の下落を見せる場面もあった。その後自立反発の動きを見せており、仮想通貨市場全体も買い戻される展開に。
金曜日に米雇用統計は予想外に大幅悪化したことで、債券金利は大幅に低下するなか、金融緩和の継続期待からビットコインに流入しているような動きを見せたり、ビットコインが株に相関関係があったり逆相関になったりと、難しい動きを見せている。
一方でイーサリアムは高値更新を続けており、一時4,000ドルをタッチする動きを見せており、引き続きビットコインからイーサリアムへ資金が移動している様子が伺える。ビットコインは上値は引き続き重い展開となる中でドミナンスが47%台まで低下、一方でイーサリアムは15%台まで伸ばしてきており仮想通貨市場内でのアセットアロケーションが起こっている。
金曜日の雇用統計では予想100万人増に対して、26.6万人と予想対比大幅悪化の結果。前月も91.6万人の増加が77万人増加に下方修正され、失業率も6.1%に上昇と悪い内容の結果しかない数字に市場は動揺し、NYダウは指標公表後急落。ドル円もドル売りとなる中、108円台半ばまで下落するなど反応を見せていたが、その後NYダウは指標前の水準から大幅高となっており、財政刺激策など緩和政策の影響が続いているような動きとなった。
仮想通貨マーケットで昨今注目されるドージコインは、米大手電気自動車テスラCEOのイーロン・マスク氏がTVに出演したタイミングを高値に下落しており、一旦ドージコインのバブルは終了したような動きが印象的だった。
ビットコインはテクニカルでは上昇方向を示唆しつつあり、一旦は60,000ドルを試したいような動き。本日は下がったところを拾いながら押し目買いを行っていきたい。
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中島 翔
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