昨日のビットコイン相場は上昇。57,000ドル付近から60,000ドル手前まで上昇し引き続き上昇基調を継続させた動きとなった。オンライン決済サービス大手のPaypalが大手カード会社Visaに引き続き暗号資産の加盟店舗サービスを提供するという公表が上昇に寄与した格好。
また、CME先物が0.5BTCの数量で取引できる商品を提供するということも流動性を高める期待がから価格に影響した様子。オプション市場では40,000ドル付近にポジションがある程度積み上がっていることから少し下目線の投資家も増えてきているか。
一昨日にはVisaがイーサリアム基盤のUSDCを導入するというニュースによってイーサリアムが大幅上昇していたが、昨日は上げ幅を弱めている動きに。
米国市場はアルケゴス問題で株価が重くなる中、米債金利も10年1.77%付近まで上昇することもあり株価が上昇しにくくなっている。
テクニカルでは上昇方向で見ていい雰囲気だが60,000ドルからの上値は重くなりやすいと考えているため、少し方向感は慎重に行きたいところ。個人的には急落や急騰の動きがあったタイミングでいつものようにエントリーを分けながら短期トレードで利益を出していくスタンスは変わらず。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
【関連記事】イーサリアムとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日