先週末のビットコイン相場は調整安も反発する動きに。一時46,000ドル付近まで下落していたビットコインだが、その後反発し50,000ドルを突破。一時51,000ドル台半ばまで到達する動きとなった。
イーサリアムも1,400ドル台まで下落する動きとなっていたが、暗号資産市場全体が持ち直す過程で連れ高となり、1,700ドル付近まで上昇。分散型取引所Uniswapを筆頭にDeFi関連も上昇しており、イーサリアムには追い風となった様子。
またスナップショットを控えたネムが上昇しており、3月12日を控えた買い意欲が継続している動きとなっている。
アメリカでは大型財政出動の1兆9,000億ドルの法案が先週末通過したことによって、経済対策への期待感からNY株は上昇。NYダウは500ドル超上昇しており、ドルインデックスも大幅に上昇する動きに。足元は米債金利の上昇が米株の上昇を妨げているような相関が見られたが、今回の巨額の財政出動によって株高金利高の動きにもなる可能性が出てきている。
ビットコインのテクニカルは短期的には上昇方向を示唆しているものの、このまま一辺倒に上昇するかは不透明。個人的には大きく動いた後の揺れ戻しを細かくレバレッジをかけて取りに行くスタンスの方がトレードしやすいと考えている。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
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