米金融メディアBloombergは資産運用会社Galaxy Digitalとともに、DeFiインデックス「Bloomberg Galaxy DeFi Index（DEFI）」を提供することを8月19日に発表した。
発表されたインデックスは、主要なDeFiプロトコルのパフォーマンス測定を目的として設計されている。Galaxy Digitalとの共同ブランドとなっているものの、Bloomberg Index Services Limitedが所有および管理するという。
インデックスの中に含まれるDeFiプロトコルの構成銘柄は、米国における機関投資家の取引やカストディの準備状況、価格設定の質に基づいて選択される。各銘柄はインデックス全体の40％以下になるよう構成され、月ごとにインデックスへの追加もしくは削除が検討されるという。
8月1日時点でインデックスは、Uniswap（UNI）やAAVE（AAVE）、MakerDAO（MKR）など9つの銘柄で構成され、最も構成割合が高いUniswapは全体の40％を占めている。その他の銘柄は、Compound（COMP）、yearn.finance（YFI）、Synthetix（SNX）、SushiSwap（SUSHI）、0x（ZXR）、UMA（UMA）が選出された。
Bloombergのマルチアセットインデックス事業のプロダクト責任者であるAlan Campbell氏は、「流動性や機関投資家のソリューションが成長し続けるにつれて、DeFiは機関投資家にとってますます魅力的なオプションとなりました。私たちはGalaxy Digitalと協力して暗号資産インデックスサービスを拡大していきます。」と述べている。
Galaxy Digitalのパートナー兼資産管理責任者であるSteve Kurz氏は、「DeFiを支えるブロックチェーンベースのインフラは急速に成熟しており、この新しいテクノロジーが既存金融サービスを変革させる明確な事例がリアルタイムで出現しています。今回のBloombergとのパートナーシップや我々のDeFi Index Fundは、金融サービスの未来に向けて計算されたエクスポージャーに関するデータやツールを投資家の皆様へ提供します。」とコメントした。
【参照記事】Bloomberg and Galaxy Digital Launch Benchmark for Decentralized Finance (DeFi)
株式会社techtec リサーチチーム
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