ブロックチェーン技術で環境問題に立ち向かう。RecycleGoが取り組むペットボトルリサイクルプロジェクトとは

サステナビリティをビジョンにSaaSソリューションを提供するRecycleGoは、ブロックチェーン開発企業DeepDiveと提携し、ブロックチェーンを活用してサプライチェーンにおけるペットボトルリサイクルを目指すプロジェクトに着手している。暗号資産・ブロックチェーンメディアCointelegraphが8月11日、報じている。

Cointelegraphによると、RecycleGoのCEOであるChen氏は、リサイクル業界には多くの関係者が存在し、データが断片化してしまっていることで非効率な状況に陥っていると指摘している。世界のリサイクル市場は2024年までに3,770億ドルに及ぶと予想されているが、毎年約3億トンものプラスチック廃棄物のうち79%が埋立地やゴミ捨て場、自然環境に放置されるかたちで処理されており、9%だけがリサイクルされるにとどまっていることが国連の調査結果によって判明している。

開発が進められているブロックチェーンは、製造現場においてIoTセンサーやQRコードなどを活用し、収集した地理情報などのデータをブロックチェーン台帳に記録する。Chen氏は、「このブロックチェーンはこうした情報を扱いたいすべての人のために開発している。私達の目標は約9%にとどまるリサイクル率を100%へ高めることだ」としている。また、同氏は、このブロックチェーンプロジェクト試験の第一フェーズでサプライチェーンが最適化され15-20%のコスト削減が見込めると予測している。

近年では、国際社会で脱プラスチックに向けた動きが強まっている。日本においても、環境面で脱プラスチックに取り組む企業が増え、国際社会に追従するかたちでレジ袋の有料化が導入されたことは記憶に新しい。世界規模で解決が目指される環境問題に対して、ブロックチェーンプロジェクトがどのように影響を与えていくのか、注目していきたい。

【参照記事】Out With the Old: Blockchain to Bring Transparency to Recycling Sector

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高橋奈夕

高橋奈夕

国際基督教大学4年。NYに支社を置くブロックチェーン専門のベンチャーキャピタルで半年以上インターンとして勤める。バイリンガルを生かして海外の記事を翻訳し、よりよい情報を国内に広めることにコミットしている。