「現存する仮想通貨の95%は痛みを伴う終焉を迎える」、ETF専門家の発言から考える“これから生き残る仮想通貨”とは

仮想通貨インデックスファンドを手掛ける米国のBitwise Asset Management(ビットワイズ・アセット・マネジメント、以下Bitwise)のグローバル部門責任者マット・ホーガン氏は2月6日、「現在数多く存在する仮想通貨の95%が終焉を迎えるだろう」と発言した。経済・金融情報メディアBloombergが報じている。

2019年2月現在、2,000種類以上の仮想通貨が存在しているがこのほとんどがなくなるという言及の一方、ホーガン氏は今の仮想通貨市場をITバブル(ドットコムバブル)の時代になぞらえて、Google、YouTube、Twitterなどが生き残ったように仮想通貨やブロックチェーンでも生き残りが出てくるであろうことを示唆している。

ホーガン氏は、世界最大級のETF(上場投資信託)カンファレンスを開催するInside ETFsの会長を務める他、IBM Watsonを活用したAIによるETF投資を提供するEquBotの役員を務めるなど、ETFの専門家とも呼べる人物だ。同氏は2018年当初、ブルームバーグのインタビューに対し「3兆ドル(当時、約323兆円)の市場規模がある金のようにそれぞれの利用法を考えると、ビットコインは新世紀の金だ。数兆ドルの機会がある」と語っており、仮想通貨に対して前向きな姿勢を示していた。

仮想通貨市場は2017年末以降、急速に成長し、所謂「仮想通貨バブル」を迎えたことは記憶に新しい。そんなバブルの最中ですら、仮想通貨・ブロックチェーンプロジェクトの中には、プロジェクトがそもそも破綻していたり、仮想通貨の発行にこぎつけたものの市場で価値がつかないプロジェクトが乱立するなど、ITバブル時を彷彿とさせるような目も当てられない状況があった。同氏が語る「現存する仮想通貨の95%が痛みを伴う終焉を迎える」という一見衝撃的な警告は、決して大げさでないことは歴史的にも証明されている。

現在、仮想通貨は「ユースケースが重要なフェーズ」と言われている。プロジェクトの開発は進捗があるのか、情報が定期的に発信されているのか、ユースケースは存在するのか、実態の有無が重要となっている。現在の仮想通貨時価総額で上位の仮想通貨が本当に今後残っていくかすら、しっかりと見極める時期が迫っている。

【参照記事】Most Cryptocurrencies Will Die a Painful Death
【参照記事】「ビットコインは新世紀の金」、ETF業界プロが仮想通貨市場に転身


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立花 佑

立花 佑

自身も仮想通貨を保有しているWebライターです。HEDGE GUIDEでは、仮想通貨やブロックチェーン関連の記事を担当。私自身も仮想通貨について勉強しながら記事を書いています。正しい情報を分かりやすく読者の皆様に伝えることを心がけています。