米国司法省、ビットコイン価格操作について捜査に乗り出す

※ このページには広告・PRが含まれています

米国の司法省が、ビットコインの価格が複数のトレーダーによって相場操縦されている疑惑についての捜査を始めたことがわかった。5月24日のブルームバーグの報道によると、米連邦検事と米商品先物取引委員会(CFTC)が捜査に関わっており、ビットコインの他にイーサリアムへも監視の目を光らせているようだ。

捜査では、不正行為を重点的に調べているという。たとえば、大量に発注したあとに価格が動いたのを見て、即座にキャンセルする「スプーフィング(見せ玉)」や、実態を伴わない売買を繰り返し、あたかも取引が活発かのように見せかける「ウォッシュ・トレード(仮装売買)」といった手口だ。

ビットコインをはじめとした仮想通貨は、すべての取引所が不正を行うトレーダーをしっかりと追跡しているか不明なこと、価格変動が大きいこと、株など従来の金融資産に適用されている規制がいまだに策定されていないことなどから、価格操作をはじめとした不正行為が起こりやすいと当局は懸念している。

【参照サイト】U.S. Launches Criminal Probe into Bitcoin Price Manipulation

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチームは、Web3やブロックチェーンなどフィンテックに知見が深い編集部メンバーで構成。最新のニュースやコラム、Web3に関する基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説しています。