2022.12.23 マーケットレポート【米GDPが上方修正】

※ このページには広告・PRが含まれています

昨日のマーケットは株式市場が反落。日銀政策会合後に米欧株式市場は大幅反発していたが、昨日情報は一服。クリスマスを週末に控える中で、値動きが荒い展開となっている。

アメリカでは7-9月のGDP確定値が発表され、3.2%の上方修正となったことが株式市場の反落の材料となったと言う解説もあるが、正直そこまで値動きに影響を与えたかと言われると違うのではないかと考えている。GDPの内訳を見ると個人消費と設備投資の項目で上振れが見られていたが、10-12月の間はこの部分が落ち込んでいる可能性が高いと考えているため、少し情報としては古いという印象。

米国債金利10年は前日比とほぼ変わらずの位置で推移しており、ドル円も132円台での推移が継続。

今週末がクリスマスとなるため今日は流動性が大きく低下すると考えられることから、不必要な取引をする必要性はないだろう。デイトレードは特に難しくなる可能性もあるため、週明けから海外投資家も戻り始めることから、特段何もしなくていいと考えている。

米欧株式市場はチャートでも一旦上値をつけたような格好になりつつあるため、一旦どこまで調整が進むのか?と言う視点で見ておくといいかもしれないと思っており、ドル円に関しても戻り売りでのスタンスを継続。日本株に関しても増税と日銀ショックのダブルパンチの状況であるため、戻り売りで問題ないと考えている。

仮想通貨市場は大きな動きはなく、ビットコインは16,000ドル台での推移が継続。

アルトコインも大きな動きなく推移しており、目立った動きは見られていない。

ニュースとしては仮想通貨取引所のPaxfulがイーサリアムを上場廃止にするというニュースやアメリカに身柄を引き渡しされた元FTXのサム氏が2.5億ドルで保釈されたということが話題となっている。日本ではSBIとスクエニがgumiと資本業務提携を結んだことが公表された。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.

中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12