2021.12.7 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは5万ドルを回復するも懸念材料あり】

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昨日のビットコイン相場は上昇。価格は引き続き反発する地合いが継続しており5万ドルを回復。

ファンディングレートも短期的にプラスになりつつあり、ショートカバーが足元の上昇を牽引したか。一方で気になるデータが出てきており、大口の投資家が取引所への送金を増加させてきていることから中長期的なプレイヤーが一旦ポジションを落とす可能性があるのではないかという懸念が出てきている。

また、先物の3Mロールのベーシスが縮小しており先物市場ではビットコインの強気なセンチメントが少しずつ崩れているため、5万ドルを回復したからと言って安心できないという印象。

ビットコインよりはイーサリアムの方が堅調な動きとなっているが、短期的なレバレッジ勢はまだ強気になれておらずイーサリアムに関しても不安感が残る上昇となっているため、個人的には再度下落してもおかしくないというイメージを持っている。イーサリアムは取引所残高は減少していることもあり、ビットコインよりはイーサリアムの方の下落幅の方が限定的のため、足元はイーサリアムでトレードを行った方が行いやすいか。もしくはETH/BTCの通貨ペアでのロングもありだと考えている。

ビットコインのトレードは一旦急落することを期待しながら47,000ドル付近から指値を置きつつ買い下がりで臨みたいと考えており、無理なトレードは引き続き控える方針。今月はこの方針を一貫していく予定。

米国市場はオミクロン株の強さがあまりない可能性が出てきており、株価は大幅上昇する動きに。航空関連銘柄等足元オミクロン株の影響で大幅下落していたセクターに見直し買いが入った。

米国債金利は10年で1.43%まで上昇してきており、ドル円も113円台半ばまで上昇する動きとなっている。原油もサウジアラビアが販売価格を一ドル上昇させたことも影響し1バレル70ドル台を回復。センチメントは一旦回復しつつある動きとなった。

ドル円は113円付近まで下落したら一旦ロングポジションを作っていっていいかと考えつつあり、今日は113円付近をサポートに推移すると考えてトレードを行う。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12