昨日のマーケットは株式市場はNYダウが下落する中、NASDAQは小幅上昇。
一昨日のパウエル議長の会見でドル安地合いが強まる中、日本円がこれまで傾いていた方向の巻き戻しなのか急進。ドル円が2円以上円高に振れ135円台前半まで上昇。クロス円も総じて円高の動きとなった。
ISM製造業景況指数も予想対比悪化する数字となり、引き続き利上げペースの減速は意識されることに。PCEデフレーターもほぼ予想通りとなり、前月から数字は低下していることから、引き続きこちらの数字も利上げペース鈍化を予想させる数字となっている。
米国債金利は経済指標を受けて一気に低下する動きとなり、10年金利は3.5%まで低下と引き続き低下する方向で推移。
本日の雇用統計を控えて、ドル円は流石にスピードが速い気もしているので、本日さらに下をトライしにいくのは難しいか。しかし上昇する材料もないため、136円台に乗ったらいい方だろう。ユーロドルも1.05台まで上昇してきており、ドル安の動きが強まっていることがわかる。
昨日はバーFRB副議長も利上げペースの減速は賢明とのコメントも出しており、パウエル議長の利上げペースの鈍化を支持するようなコメントが出ている。またEUはロシア産原油の上限を1バレル60ドルに設定するということで合意し、市場価格の5%下回る水準に維持する条件を設けるということとなった。
仮想通貨市場は大きな動意なく推移。
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しかしウォレットのオンチェーンデータを見ると大口のクジラと呼ばれる投資家がFTX後の急落からポジションを増加させていることが数字として出てきており、引き続き余波が出る可能性がある中、一旦ここを仕込むタイミングと考えている投資家がいることが把握できる動きが見えている。
ニュースとしてはアメリカのCMEがAave(AAVE)、カーブ(CRV)、シンセティック(SNX)の3銘柄の基準価格を公開するとしており、取引はCMEでされないものの、今後インデックス等作成する時の基準となるデータを提供するという動きが出ている。
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中島 翔
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