2022.11.28 マーケットレポート【中国でコロナ政策への抗議行動が続く動き】

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先週末のマーケットは株式市場が薄くなる中、指数によってマチマチの動き。NYダウは上昇する中、NASDAQは下落する展開となった。

米国債金利は低下する動きとなったが米ドルが下落する動きにはならず。米国債金利は短期の2年ゾーンは高止まりしたままとなっているが、一方で10年金利は投資家がリセッショントレードとも言える長期金利の低下を織り込み始めており、10年ゾーンに関しては金利が上昇するタイミングで買っていくというスタンスでいいだろう。

ドル円は139円台前半まで上昇したが、トレンドができているというよりは小さな値幅での動きに終始している印象。

FOMC議事要旨でFRBメンバーが利上げペースを鈍化させることに対して同じ意見を持っていたことを受けてマーケットに安心感を与えたとも言われているが、個人的には利上げペースが鈍化するだけで利上げはまだ行うということもあり、株価上昇のピッチが流石に早すぎると考えていい水準に差し掛かっていると考えている。

期待されていたブラックフライデーもアメリカでは盛り上がっていない状況となっており、消費者の買い控えする動きが明確に出てきていることがわかった金曜日となった。

また中国でのコロナ政策に対して習近平政権への抗議行動が激しくなっており、中国発で何かしらの混乱が起きる可能性があるのは注意したいところ。

中国では工業利益の低下の数値が発表されており、中国経済の下落警戒感から資源国通貨が下落する動きとなっている。

台湾では地方選で与党が敗退したことにより、蔡総統は辞任に追い込まれる事態となっている。中国が台湾を狙っているとも言われている中で、新中派が躍進することは危険な兆候とも言えるだろう。

投資信託での動きとしては、現在米国の社債関連のETFに資金が現在流入が大きく増加しており、短い期間から、投資適格級、ハイイールド債券まで幅広く買われている動きとなっており、ここから社債市場の上昇が期待されていることがわかるフローが発生していることはポイント。

仮想通貨市場は大きな変動なく推移。

動いたのはDOGEだが、何かしらの材料が出たわけではなく、イーロンマスクやヴィタリックがアップデートを計画しているという噂が流れた程度か。

面白いと感じたニュースはバハマでFTXが破綻したことにより、仮想通貨マーケットでのバハマという国が揺らぎ始めているという点。バハマは仮想通貨企業を奨励してきたが、FTXが破綻したことによって空きビルが増加してきており、経済に影響を与えそうな状況となっている様子。

アフリカの中央銀行ではCBDCの有用性を見出しているということが、BISのレポートで発表されており、フロンティア市場でのCBDCの利用する動きが加速しそうだ。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12