昨日のマーケットは株式市場が上昇。
注目されたFOMC議事要旨でFOMC参加者が予想以上にハト派だったことが確認され、今後の利上げペースが鈍化することが再確認されたことによって市場には安心感が生まれ、上昇する動きとなった。しかし取引高はそこまで大きくなく、本日の感謝祭で米国市場が休場となる前日だったことから最後のポジション調整のきっかけとなったか。
VIX指数も20台まで低下してきており安心感が広がっている状況でもあるため、年末までにこのペースが持つのかという点は気になるところ。
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アメリカの経済指標でもPMIが46.3と引き続き節目となる50.0を大きく下回っており、引き続き景気が減退している兆候を示す数値が出てきていることもハト派に傾かせる要因となっている。
米国債金利も低下する動きとなっており、10年金利は3.8%付近から3.69%付近まで低下。
米ドルも売られる展開となり、ドル円は139円台前半まで下落する動きとなっている。ユーロドルも1.04台まで上昇しており、総じて米ドルが弱い中で、イギリスポンドの上昇がなかなか止まらない状況。
中銀がタカ派に転じる可能性が指摘されており、インフレ率からBOEは利上げに追い込まれるとの予想が背景か。また昨日はNZ中銀が予想通り0.75%の利上げを行っているが、上昇する動きが限定的となっており、今後の利上げ幅の余地が少なくなっていることから、一旦上昇した後は下落する動きとなっている。
仮想通貨市場は久しぶりに総じて上昇する展開に。
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特にライトコインの上昇が際立っており、2023年8月の半減期が意識されながら大口のクジラが購入していることがオンチェーンのデータから判明している。
ニュースとしては日本でデジタル円の実証実験がスタートすることやFTXの破産審問がスタートしており、今後のFTXの動向が注目される。またエルサルバドルではブケレ大統領がビットコイン債を発行するとの法案を提出するとしている。その他、コインベースの投資家調査では9月あたりにビットコインを現物の保有額を増やしたことが調査で判明しており長期的な投資家は仕込んだ動きが確認された。
ポジションはユーロドルロングと長期でGBPAUDショートを保有しており、FTSE、DAXもショートで保有。
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中島 翔
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