昨日のマーケットは株式市場が反落。米国債金利の上昇が止まらず2年金利が4.56%、10年金利も4.13%まで上昇しており、金利上昇により株の上値が抑えられる動きとなっている。
昨日は米ドルも上昇しており対主要通貨に対して上昇。ドル円も150円まであと数銭というところまできているが、特に日本が動く気配はなく、口先介入のみに留まっているか。チャートを見ると、ドル円は時々大きな数量で売られているようで下髭を何度もつけているのが気がかり。
昨日はミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が来年のある時点で利上げを停止することがあり得るかもしれないということを発言しており、コアCPIの低下が条件になるのではないかとの意見を述べていた。またセントルイス連銀のブラード総裁も来年初めには利上げを落ち着かせ通常の調整程度で景気を抑制的にコントロールすることになるだろうとの見通しも述べており、若干タカ派的な発言が落ち着いたようにも感じる。
イギリスではトラス政権の支持率が7%くらいまで低下しており、内部からも辞任圧力が強まる中、辞任はしないと言い切っているトラス首相はある意味鉄の仮面を持っているのか。
朝方発表された日本の貿易統計は2兆円以上の赤字となっており、引き続き貿易赤字が拡大している状況は円安に繋がると指摘されている。
利上げ見通しは年末までに0.75%を2回行うということが完全にメインシナリオとなっており、1%利上げも可能性として出てくることも視野に入りつつあるか。
仮想通貨市場は大きな変動なく推移。
仮想通貨市場ではAptosが話題となっており、バイナンスやFTX、OKX等Tier1の取引所で一斉に上場したものの、価格は一部の取引所では80ドルや100ドルもつけた取引所があるようで、その後一気に7ドルまで急落と、よくある上にいってこいの動きになっている。
エアドロップをされたトークンであったAptosは一気に売ってくる様子が色々なSNSで発信されていたため、知っている方も多いかもしれないが、Aptosの本質的な価値に焦点が当たっているようには見えないことから、個人的には上昇するのかと言われると懐疑的な印象を持っている。
ビットコインは足元価格は上昇していないが取引高はスポット市場で増加してきており、現物を仕込み始めている様子がチャートから判断できる。
ポジションは引き続き変更なくゆっくりと保有している状況。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日